木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ニワゼキショウ 私の師匠

2019-05-25 07:46:39 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  19.0℃   昨日の最高気温  30.3℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   2.0℃   昨日の最高気温  21.6℃

公園で可愛い花
ニワゼキショウが
咲いている。


この花には
忘れられない
思い出がある。


大昔
自然観察会でのこと
ニワゼキショウの前で
立ち止まり
「この花は
 ニワゼキショウと言います」
「この花をしっかり
 観察してください」
と先生が言われた。


そう3分ほど
たっただろうか。


やおら先生は
「花びらは
 何枚ありましたか」
ほぼ全員が
6枚と答えた。


次に
「花びらには
 どれも縦の筋が
 入っていましたが
 何本ありましたか」


そんな質問がくると
予想していなかったので
皆めいめい
勝手な数字を
口にした。


「それではもう一度
 見てみましょう」


しゃがみ込んで
食い入るように
花びらの筋を観た。


内側の花びらの筋は3本
外側の筋は5本あった。


その辺りに
咲いている
ニワゼキショウすべてが
そうなっていた。


「この花を
 横から見ると
 萼に当たる部分が
 ありません
 チューリップと
 同じですね」


「内側の花びらを内花被
 外側の花びらは外花被
 と言います」


「大きさに違いがある場合は
 外側を萼片と言います」


それだけで
ニワゼキショウの話を
終えられた。


花をしっかり見た
つもりだったが
全体を漫然と
見ていただけだった。


視点を決めて
詳しく見ることが
自然観察では
大切だと
教えていただいた。


その先生と
ニワゼキショウの花は
その日以来
私の自然観察の
師匠になった。



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アメリカオニアザミ ついに咲き始めました!

2019-05-24 07:39:25 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  18.4℃   昨日の最高気温  28.7℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   2.6℃   昨日の最高気温  21.2℃

あちらこちらで
アメリカオニアザミの花が
咲き始めました。


この花を初めて
ブログで取り上げたのは
平成16年5月
「大きな綿毛を追いかけてみると」
でした。


あれから3年
あの当時よりはるかに
街中で見られるように
なってきています。


畑地や荒れ地はもとより
アスファルトのすき間
ブロック塀と
コンクリートの間など
どんなところでも
見られます。


花の下の総苞片だけでなく
深く裂けた葉の先まで
ことごとく鋭いトゲを
持っています。

(アメリカオニアザミのロゼット)

それもかなり硬いトゲで
皮の手袋でも
余裕で突き破って
出血してしまいます。


近所の空き地では
私の身長(170cm)にせまる
背の高さのアメリカオニアザミが
繁殖しています。


これだけ大きくなれば
駆除しようにも
危険すぎて
引き抜くことも
できないでしょう。


昔のように
空き地や草原で
遊ぶ子どもたちがいれば
体中血だらけになること
請け合いです。


もちろん
外来生物法で
要注意外来生物に
指定されています。


駆除の手引書を作り
町ぐるみで
駆除を呼びかけないと
将来大変なことに
なると思います。


ちなみに
アメリカと名前ですが
ヨーロッパ原産で
1960年代
飼料に混じって
北海道に入ってから
全国に広がったようです。


国立環境研究所の
侵入生物データーベースによると
九州はまだ赤く
なっていませんが
もうすでに侵入していると
想像しています。




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アゲハチョウの孵化 ちょっとした油断で・・・

2019-05-23 07:56:33 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  15.6℃   昨日の最高気温  26.3℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   1.3℃   昨日の最高気温  19.9℃

拙宅の
小さなミカンの木に
アゲハが卵を
たくさん産んでいた。


産んでいたと言うのは
今現在は見られないと
言うことだ!
すべて幼虫に
なっている。


毎年孵化の様子を
写真に撮りたいと
思っていた。


産みたての卵は
真珠のような
白っぽい色をしている。


時間がたつにつれ
黄色っぽく変化する。


その卵が
黒くなれば
孵化が近くなる。


卵が透けて
幼虫の黒い頭が
動きだしたら
孵化が近い。


1時間以内に
孵化すると
予想をたて
カメラをセットして
待っていた。


予定の時間?になっても
孵化せず
カメラから離れて
用事を済ませ
戻って見ると
孵化していた
なんてこった!


ものの5分
現場を離れただけ!
こやつ
きっと卵の中から
外の様子を
うかがっていたに
違いない。


人影がなくなった瞬間
するりと
卵から出たのだろう?!
それくらいの早業だった。


しばらく
休憩したのち
卵に戻って
卵の殻をきれいに
食べ始めた。


この殻は
お母さんが幼虫に
残してくれた
最初の餌と言う訳だ。


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ヒナキキョウソウ 保険をかけている花

2019-05-22 07:48:15 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  14.6℃   昨日の最高気温  25.9℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   2.9℃   昨日の最高気温  18.7℃

公園に
ヒナキキョウソウの花が
咲いている。


草の中に紛れていると
見逃してしまうほど
小さい花だ。


桔梗草と言うだけあって
花色は立派な
桔梗色をしている。


決まって
茎の先端に
1輪だけ花を
つけている。


花の下には
若い果実や
種子を飛ばした果実が
残っている。


先端の花以外は
花を咲かさず
自家受精で結実する
閉鎖花なのだ。


自家受粉で
子孫を残せるなら
エネルギーを使って
花を咲かせる
必要がないように思う。


しかし
ヒナキキョウソウにとって
遺伝的多様性を維持し
強い子孫を残すため
先端の花だけは
他家受粉する道を
選んだのだ。


そのため
咲き始めの花は
雄しべが花粉を
出しているが
雌しべはまだ
機能していない。


雄しべが花粉を
出し終えると
雌しべの先端が
3つに割れ
受粉可能になる。


雄しべと雌しべの
成熟する時期を
ずらすことで
自家受粉を
うまく避けている。


他家受粉で
種子を残せないとき
閉鎖花で子孫が
残せるのは
保険のようなものだ。




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ドクダミ 白い苞が目立つ花

2019-05-21 07:45:33 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  18.0℃   昨日の最高気温  27.2℃   天気  雨
開田高原アメダス  今朝の最低気温  10.8℃   昨日の最高気温  21.2℃

ドクダミの花が
咲いています。


白い総苞は以前から
目立っていましたが
本当の花が下から
咲き上がってきました。


たくさんの花が
ソフトクリームのように
咲いているのを
花穂と言いますが
ドクダミの花も
多くの花が
集まっています。


一つひとつの
花をよく見ると
花弁も萼も
ありません。


3裂した1本の
雌しべのまわりに
3本の雄しべだあるだけの
シンプルな花です。


以前花穂を
分解した時には
雄しべが4本あるものや
4裂した雌しべのものも
ありました。


4枚の縫苞も
1枚が極端に小さく
3枚に見えるものや
6枚のものまで
ありました。


雄しべや苞
花弁が何枚あるかは
植物にとって
あまり重要なことでは
ないようです。


ブロ友さんの中で
八重咲のドクダミを
育てておられる方も
たくさんおられます。


白い苞は
花穂を守る役目だけでなく
受粉を手伝ってくれる
虫たちの目印にも
なっているのだと思います。


人の目にも
これだけ
目立つのですから!





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イロハモミジの果実

2019-05-20 08:07:41 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  19.5℃   昨日の最高気温  27.8℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温   8.5℃   昨日の最高気温  21.4℃

つい先日
イロハモミジの
花が咲いていたのに
もう立派な果実が
できています。


新緑の葉の上に
赤い果実が
誇らしげに
突き出ています。


確か花は下向きに
咲いていました。


このまま秋まで
この果実
上向きだったけ?


いや充分熟したら
下を向くはずだ!
など自問自答しながら
隣りのノムラモミジを
見ると果実は
下を向いている。


春から紅葉しているモミジは
ノムラモミジしか
知らない。


初めから下向きの
果実もあるのだと
思いながら
写真を撮っていると
プロペラが3本ある
果実を見つけた。


まるで
ヘリコプターの
プロペラのようです。


プロペラと言っていますが
植物学的には翼と
呼ばれています。


翼を持つ果実と言うことで
翼果と呼んでいる。


翼は子房壁が
薄く膜状に
伸びてできたもので
花が咲いている時から
見ることができます。


どちらのモミジにも
雌しべの柱頭の痕が
いまだに見られますので
種ではなく
間違いなく果実です。


いわゆる種そのものには
雌しべの痕跡は
残りませんから。


雄花は下向きに咲き
両性花は
上を向いていた。




果実が熟すまでは
上を向いたままで
風で散らすときには
下に向くのだろうか?!


イロハモミジの花や果実は
なかなか面白い。




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カキノキの花 雌雄同株でしたよね?!

2019-05-19 07:40:26 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  18.6℃   昨日の最高気温  25.1℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   6.0℃   昨日の最高気温  20.1℃

春には 柿の花が咲き
秋には 柿の実が熟れる
柿の木坂は 駅まで三里・・・。


こんな歌を
口ずさみたくなる
カキノキの花が
公園で咲いている。


今まで
カキノキの花を
じっくり
観察したことがない。


昔から
この公園には
カキノキが
離れた場所に
2本植わっている。


花の写真を
撮り始めて
不思議なことに
気がついた。


大きな萼片がついた
この花は雌花
クリーム色の
壺状の花だ。


ところが
いくら探しても
雄花は見つからない。


もちろん
木の上部までは
確認できないのだが。


別のカキノキでは
鈴なりに花が
ついている。


こちらは
大きな萼片が
ないので雄花。


まるで大型の
ドウダンツツジの
親分のようだ。


この木には
下から見た感じ
雌花は見られない。


カキノキは
雄花と雌花が
一本の木に
別々に咲く
雌雄同株・雌雄異花
だと思っていた。


これでは
雄株と雌株が
別々の雌雄異株状態だ。


詳しいことは
勉強不足で
分からないが
栽培品種では
品種改良されて
雌花しか
咲かなくなった
カキノキがあるのでは
ないだろうか?


栽培品種の多い
カキノキのこと
もう少し
勉強する必要が
ありそうだ。


ちなみに
「柿の木坂の家」は
青木 光一さんの歌で
大好きな歌だ。






 


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ハナビシソウ ようやく思い出した花

2019-05-18 07:55:34 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  18.9℃   昨日の最高気温  27.2℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   6.6℃   昨日の最高気温  21.3℃

公園で
見覚えのある花が
咲いている。


この花を見るのは
この公園では
初めてだ。


ところが
名前が出てこない。


鮮やかなオレンジ色の
美しい花弁は4枚
雄しべは花弁と同じ色で
たくさんある。


咲き始めの花には
雌しべが見えないが
時間とともに伸びだし
先が4裂する。




この花は
雄性先熟の花のようだ。




雌しべも
黄色っぽい色を
しているので
はっきりしない。


ここまで
写真を撮りながら
名前を思い出したが
出てこないので
諦め歩き始めた。


公園の端で
Uターンして
同じ場所に
戻ってきたとたん
ふいに思い出した。


ハナビシソウ
またの名を
カリフォルニアポピー!


家紋の花菱紋に
似ているため
花菱草だった。


もう一度
しゃがみ込んで
写真を撮ったが
先ほどより
親近感がわいたのは
名前を思い出したからだろうか?



雄性先熟とは
両性花で雄しべが先に熟し、その後雌しべが熟す植物を雄性先熟と言い、自家受粉を避けるための植物の仕組みです。




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シャリンバイ 隣り合って咲く花

2019-05-17 08:12:36 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  17.2℃   昨日の最高気温  27.3℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   9.2℃   昨日の最高気温  21.8℃

昨日は公園の
トベラを紹介した。


すぐ隣で
競い合うように
咲いている
シャリンバイの花を
スルーはできないと思い
写真を撮っていた。


通りがかりの
おばさんが
「綺麗ですね!」
「シャリンバイと言うんですよ」
と教えてくれた。


知っています!
とも言えず
「どことなく梅の花に
 似ていますね」
と答えた。


数歩通り過ぎているのを
引き返して
「大島紬の染料に
 使われるんですよ」
とおっしゃった。


「そうなんですか?!」
と驚くのも白々しいので
「泥媒染するみたいですね!」
と言うと
お主なかなかやるな!
と言う顔をして
立ち去って行かれた。


その後ろ姿に
大きな声で
「ありがとうございました」
とだけ付け加えた。


せっかく
教えてくださっているのに
知ったかぶりするのも悪いし
あからさまに
知らないふりして
驚くのも芝居がかって
嫌なので
こういう時
一番困る。


バラ科なので
隣りのトベラとは
花の構造が全く違う。


桜や梅の花と
よく似ており
雄しべが多数あり
雌しべは先が2裂するのか
2本あるように見える。


咲いて時間がたった花は
蕊の付近が赤くなり
遠くからでもよく
目立つようになる。


これも虫を呼ぶための
工夫なのかも?
と思った。




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トベラ 扉の木の白い花

2019-05-16 07:49:07 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  16.9℃   昨日の最高気温  27.1℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温   9.6℃   昨日の最高気温  19.0℃

散歩道の公園で
トベラの花が
満開を迎えた。


遠くから見ても
葉の先端の白い花が
よく目立つ。


花弁は分厚く
丸みがあって
可愛い花だ。


咲いた花は
時間とともに
薄黄色く変化する。


金銀花と呼ばれる
スイカズラや
クチナシの
花の変化と
よく似ている。


トベラの木は
雌雄異株
雌株の雌花には
大きな子房の
雌しべと
貧弱な雄しべが
5本ある。




雄株の雄花にも
雌しべがあるが
周辺の5本の
雄しべは立派で
目立つ。





甘い香りが
まわりに漂い
小さなアブや
蝶がやってくる。


トベラの名は
扉から転化したと
言われている。


枝や葉に悪臭があるため
節分や大晦日に
イワシの頭と一緒に
扉に刺して
魔よけにしたそうだ。


学名にまで
tobiraと
ついている。





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