リッスン・トゥ・ハー

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屋外/ヌード/撮影/シノヤマ/モデル

2010-01-24 | リッスン・トゥ・ハー
「警部、実物があの黒いハンドバッグの中にあります」

「ふむ、どれどれ捜査のために見ることにしよう、ハンドバッグを取ってくれたまえ西村君」

「かしこまりました、警部、どうぞ」

「ああ、まったく捜査のためとはいえ卑猥なものを見たくないなあ」

「まったくです警部、しかしこれも捜査のため」

「そうさなあ、仕事熱心だからなあ俺」

「お願いします警部」

「では見るよ、それバッグ開いたよ」

「はい」

「取るよ、中から取るよ」

「はい」

「手、入れたよ、卑猥な写真の入ったバッグに手を入れたよ俺」

「確かに」

「これも捜査のためだから、つらいよ、おれとてもつらいよ」

「お察しします警部、さあ、はやくそれを掲げてください」

「じゃあ、出すよ、まずこれだい」

「眩しい!眩しすぎて自分には見えません」

「俺も見えないよ、眩しいよ」

「警部、見てください、見ないことにははじまりません」

「仕方ない、では見るよ」

「お願いします」

「女体はとても淫らだよ」

「そうですか」

「とんでもない場所で脱いでるよ」

「どこですか?」

「東京特許許可局」

「マジですか?」

「マジで、東京特許許可局」

「ありがとうございました、では次の」

「もうダメ、俺には耐えられない」

「警部!しっかりしてください!」

「ダメ、俺、もう見れないこれ以上見れない」

「あんた警部だろうが!早く次の卑猥な写真掲げやがれ!こら!」

「ひー!西村君怖い、わかったよ次、見ればいいんでしょ」

「お願いします」

「見ました!」

「どうですか?」

「女体がとても卑猥です」

「またもや、して場所は?」

「東京特許許可局」

「またもや!パターンを変えてきたのか!」

「そのようだ」

「警部詳細を教えてください」

「もう、見ればいいじゃん西村君も」

「ダメです、眩しすぎて女体見れない」

「よしわかったベテランの俺にまかせろ、女体が東京特許許可局でコピーをとっている」

「働く女性のエロス!つうか屋外じゃないし!」

「つうか東京特許許可局かもあやしい」

「あんた何を根拠に東京特許許可局だと?」

「たんに俺、それ噛まずに言えるぞって」

「誰に主張してんの?」

「西村君に」

「ぼく?」

「東京特許許可局東京特許許可局東京特許許可局」

「いいから!もう言わなくていいから!」

「では次いきます」

「もういいですよ警部」

「いやここまできたら最後まで見るのが礼儀」

「誰に対する?」

「被疑者」

「シノヤマ?」

「そう」

「たしかに」

「じゃあ、見ます、はい、やはり女体がとても卑猥です」

「して場所は?」

「東京特許許可局、じゃない」

「つまり?」

「東京ドーム、じゃない」

「つまり?」

「国会議事堂、じゃない」

「知らない場所なのならそういってください警部」

「知らない」

「あらまあ素直ちゃん!」


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