リッスン・トゥ・ハー

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スリーアウトチェンジ/スーパーカー

2008-12-19 | 若者的図鑑


このアグレッシブさは貴重です。

スーパーカーはこの後洗練されていき、音を大切に置いたのではなく、できるだけのことをやって、それ以上は望まないし、投げやり具合が絶妙です。まだ、何もわかっていなかった頃の、なんとなくいい感じの音楽を作って、いい感じに評価されて、いい感じに演奏してて、インタビューでもいい感じのこと言って、笑って、生きていた。そのゆらゆらゆれる揺らぎが、たまらない。確実な方向はなく、あっち向いたりこっち向いたり、よくわからなくなっているし、潮の流れ気まぐれで困った、漂流するもの、何人かただ生きようとする、強い勢いを感じます。嵐はやがてやってくるのだけれど、今はまだ、穏やかな海のその流れのままに漂う気安さスリーアウトチェンジ。


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