リッスン・トゥ・ハー

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笑顔だって涙だって流せるし

2007-10-14 | 東京半熟日記
(恋に恋焦がれ倉敷編11)





邪悪な少年である。
撒いているのは人魚の生き肉、ついばみに来る邪悪な鯉のために、少年は決まってこの時間撒きに来る。
ふんわりと投げて、すんと沈む前に鯉の腹の中へ。

光反射してまぶしい。まぶしいけれどもそれはどうしようもなくて、わたしは邪悪な少年のオーラを出来るだけ浴びないようにビームシーベルを作り出し、それを防いでみる。ああ、目を見てはいけない、その目を見たら、その目を見たら、恋しちゃうから。