リッスン・トゥ・ハー

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笑顔だって涙だって流せるし

2007-10-14 | 東京半熟日記
(恋に恋焦がれ倉敷編11)





邪悪な少年である。
撒いているのは人魚の生き肉、ついばみに来る邪悪な鯉のために、少年は決まってこの時間撒きに来る。
ふんわりと投げて、すんと沈む前に鯉の腹の中へ。

光反射してまぶしい。まぶしいけれどもそれはどうしようもなくて、わたしは邪悪な少年のオーラを出来るだけ浴びないようにビームシーベルを作り出し、それを防いでみる。ああ、目を見てはいけない、その目を見たら、その目を見たら、恋しちゃうから。






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2 コメント

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目ぢから (三四郎)
2007-10-14 20:25:22
この子、目に力がありますね。なゆらさんをインスパイアさせる何かを確かに感じます。

それから下の写真。

枝か電線? 空を切り取る幾何学的な線分に、言い知れぬ禍々しさを感じます。
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Unknown (なゆら)
2007-10-15 20:38:48
上から写真を撮っている怪しいやつやと思ったんでしょう。
餌を惜しげもなく大胆に鯉にばら撒いていました。
なにか?悪い?って感じでした。

線は電線ですね。確か。
でも、美観を主張するなら埋めてるはずですよね、
いや電線やったな、禍々しさはそういう住民のオーラのせいでしょう。

それが少年の目をするどくさせたのでしょう。
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