新春鳥特集第4回は、景気のいい大判・・・ならぬオオバンです。
去年も、オオバンざっくざく特集をしましたが、今年も沢山のオオバンが池にやってきました。
池に泳ぐ姿だけを見ると、遠目にはカモと間違えるかもですが、クイナ科の水鳥です。
光る赤い目、真っ白の額板と嘴、漆黒の羽毛は一度見たらバッチリ印象に残ります。
何より特徴的なのが足。
足の部分をトリミングしてみると、大きなひれが付いているのが分かります。
泳ぎが上手なわけですね。
植物食で、水の中の植物ももちろん食べますが、陸上に上がってその辺の草ももりもり食べています。
一羽。
二羽
三羽
もう一羽池から上がってきました。
別の日には、いっぱい!
京都府を含むいくつかの府県で準絶滅危惧種の指定を受けているようですが、とてもそうは思えません。
むしろ気になるのが在来のバンです。
地元では見かけたことがなかったのですが、先日トウネズミモチの木の下にいました!
嘴が真っ赤なのが特徴なのですが、この個体は黄色い嘴。
でも、体の横に白い羽の筋が入っているのでバンで間違いないと思います。
幼鳥でしょうか。
ちなみに、オオバンと違って、足に目立つひれはないようです。
泳いでいるところです。滅多にみられないのでテンションアップ!
それにしても、タイトルのコバンは何やねんですが、子バン(幼鳥)ということでお許しを~
ザックザクと言えば、この鳥も多いですね~
特に冬場、あちこちから集まってきて電線に集結です。
なんだか、電線が五線譜で、ムクドリが音符のようです。
どんな音楽を奏でるのでしょうか。
もう少しズームで。
実際のムクドリの声はギュルギュル、ギュイーといった声。
それが集まると結構な音量です。
ムクドリは繁殖期が終わると、群れを作ります。
夕方には四方八方から集まり、ねぐらに向かいます。
その時の騒がしさと糞害に悩まされている自治体も多いとか。
でも元々の習性なので、仕方がないですよね・・・
別の晴れた日の昼間。電柱のあちこちに止まっているムクドリ。
お顔がごま塩なのがね~
ムクドリはムクドリ科ムクドリ属。
大きさはカラスとスズメの中間で、ヒヨドリより羽の長さ分小さいです。
ムクドリは漢字では椋鳥と書き、冬の季語。
江戸時代には地方からの出稼ぎ者を「椋鳥」と揶揄していたとか・・・
なんだか人にとっても、鳥にとっても失礼な話ですよね。
昼間は池の畔のセンダンの木に集まって、お食事。
わりと繊細で、人が近づくと逃げてしまいます。
最後に・・・
物まね鳥として有名な九官鳥、こちらもムクドリ科。
飼い鳥ではないので知られていませんが、ムクドリも物まねが上手という話です。
この数で一斉に人語を話し出したら、こわいですね~
【撮影:2021-2022 年末年始 宇治市】