なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

冬の木々を愛でる・・大阪市大理学部附属植物園2022/1(2)

2022-01-29 07:29:11 | 植物

今日は昨日にもまして植物園の冬めいた光景をお届けします。
今回一番楽しかったのが、いたるところに敷き詰められた落ち葉、落ち葉、落ち葉・・・
特に、落葉樹見本林の近くでは歩くたびにざっくざくと音がして、足が葉に埋もれます。
そういえば、前に来た時小さい子供連れのお父さん、まるで海辺の砂に埋もれるように、落ち葉に埋もれていました。
子供さんがその上に落ち葉をどんどんかけて、小山のように・・・
でもそうしたくなる気持ちがわかります。



あ、どんぐり!・・・の殻。クヌギですね!
中身は誰かがたべたのでしょうか?


何もなさげに見えた木の枝に実が・・・
綺麗に四方に実が付いているこの木は、コクサギ(ミカン科)です。


すこし色めがほしいですね~
あ、クチナシです。すごい実付きですね。
今年は気候のせいなのか、黒点の影響なのか(笑)、木の種類によらず実が沢山付いています。


マユミに実が一つと、赤くなった葉っぱ。ちょっと可愛いのでパチリ。


今回、植物園ではほとんど人に出会いませんでしたが、たまに出会う人はみな人懐こい大阪のおっちゃん。
私が一人で写真を撮っていると、皆話しかけてきます。
しかも、そろいもそろって、教え好き。
「桜山にフユザクラ咲いてるで。見はったか?」
とか、
「ここに綺麗なマンリョウあるで!」
と手招きしたりとか。
女性だから話しかけているわけではなく、近くに人がいたら男女問わず話がしたいようでした。
面白いなと思ったのは、男性は教え好き。女性は尋ね好き。
写真を撮っていて、「何とってはるの?」と声をかけてくるのは結構女性が多いです。
余談でした。
こちら、教えてもらったマンリョウです。


昼時になるとそんなおっちゃんの姿もなくなりました。
私はのんびり別のエリアに移動。
さて、これな~んだ?


これだけでは難しいでしょうか。
ではこれはどうでしょう。
黄土色の実に、薄赤い斑点が5つ見えます。


もう一枚。果肉が取れて、種になったところ。


もうお分かりでしょうか。
ずーッと前に根付になった種をご紹介したチャンチンモドキ(ウルシ科)です!
よく見ると地面には沢山の実が落ちていました。
幸運の根付、一つ持ってかえって作ろうかと思いましたが、ここは植物園。
どんぐり1個、葉っぱ1枚といえども持ち出せません。
ということで、写真で我慢です~
見上げてみました!


こちらの木は九州に自生しますが、今や絶滅危惧種になっています。
前に詳しく投稿してるので、興味ある人はこちらをご覧くださいね!

まだ続きがありますが、少し長くなったので今日はこの辺で・・・

【撮影:2022/1/22  大阪市大理学部附属植物園】


コメント (16)
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