なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ポンポン持ってダンス♪~アブラチャンなど(オマケ付き)

2018-04-01 07:26:11 | 植物
クスノキ科クロモジ属のバンザイ冬芽が開いて花が咲いていました。

アブラチャン。



漢字では「油瀝青」と書くそうです。
変わった名前ですが、木全体に油分が多いことから名付けられたそうです。
ちなみに瀝青というのは、「天然に産する炭化水素類の総称」なんだそうで、天然アスファルト・コールタールなどが含まれるそうです。
なんだかすごい名前付けられちゃいましたね。
近づいても、そんな石油みたいな匂いはしませんでしたが・・・

雌雄異株で、この木は雌株でしょうか。
花柄があり、まるでチアリーダーがポンポンを持って踊っているみたいに見えます。




こちらは属名にもなっているクロモジ。
まだ花は開きかけですが、アブラチャン同様、とんがり頭にポンポン型の花です。
雌雄異株ですが、蕾なのでどちらかは不明。



クロモジには芳香があり、材を高級楊枝に使います。
和菓子を食べるすこし太い楊枝を黒文字と呼ぶのはご存知の通り。




お次、ダンコウバイ。
漢字では檀香梅と書き、種に強い香りがあるそうです。ちなみに、檀香はビャクダンの漢名とのこと。



最初の2つと違い、ポンポン型の花が枝から直接出ています。
しっかり雄しべが見えているので、雄株のようです。




大阪市大理学部附属植物園で見たのはこの3種類でしたが、昨日京都府立植物園であのクスノキ科見つけました!

カナクギノキ。



花の付き方はクロモジに似て、柄からポンポンが出ています。
すこし分かりにくいので、去年撮った花を出してみます。



雄しべが沢山見えているので、これも雄株ですね。


最後はアオモジです。
クロモジ科ではなく、ハマビワ科ですが、黄色い蕊蕊した花が咲くのは同じ。



巫女さんが神楽を奉納するときに持つ鈴に似ていると書かれていましたがどうでしょう。
私の印象では、昨年木津川市当尾で見た蕾がそんな感じでした。




ダンシングクスノキ科、いかがでしょうか?
いずれも日本の山で見られる低木とのことなので、探してみたいです。

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ここからオマケ。
昨日行った京都府立植物園、サクラが満開でした!
台風被害にあったソメイヨシノ園もこの通り。



右手のすこし小さい木は後から植えられたものですが、堂々と花を咲かせていました。

 

他にも、大芝生広場の横のシダレザクラ(八重紅枝垂)が満開でした。
急に暖かくなったので、色々な品種のサクラが一気に開いた感じです。





ボケをバックにソメイヨシノ。




キンキマメザクラも・・・



濃いピンクの陽光という品種も美しい・・・




夜桜ライトアップ期間中でしたが、体力(足力)が持たず夕方に帰ってしまいました。
いつかリベンジしたいです。
コメント (16)
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