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衆参のちょっとした違い(先例冊子等の呼称)

今回は、相当久々に「衆参のちょっとした違い」シリーズです。

この度、頂戴したコメントで、「先例に関して、なぜ参議院先例録等を引用するのか」という質問をいただいたことがきっかけです。

昨年6月のエントリーで一度書きましたが、せっかくですので、なぜ参議院先例録と参議院委員会先例録を引用するのか、について改めてその理由を紹介したいと思います。

国会法や衆議院規則参議院規則は、一般的に公開されていますし、衆参両院のWebページからご覧いただくことも可能です。

しかしながら、「先例」に限っていえば、参議院は一昨年から参議院Webページで公開を始めましたが、衆議院先例集等に関しては、未だ公開されていません。

よって、「先例」を紹介する場合は、一般に広く公開されている参議院先例録、参議院委員会先例録を引用しているのです。

ここで、衆参のちょっとした違いを紹介すると、主要な先例を項目ごとに分けて説明した冊子についての呼称が違います。

衆議院:衆議院先例集、衆議院委員会先例集
参議院:参議院先例録、参議院委員会先例録


衆議院は先例「集」で、参議院は先例「録」です。

ついでに、意味するものは同じ、かつ衆参で呼称がちょっとだけ違うものを、以下に幾つか挙げてみます。

衆議院:委員室、委員会議録、議席表
参議院:委員会室、委員会会議録、議席図


一見しただけではその違いを分かりづらいのですが、委員室と委員「会」室、委員会議録と委員「会」会議録、違うもんなんですよね。

[これまでの衆参のちょっとした違いシリーズ(?)]

衆参のちょっとした違い(本会議場の議席数とその配置)
衆参のちょっとした違い(本会議の出欠)
衆参のちょっとした違い(記名投票とは-その2)
衆参のちょっとした違い(総理入り委員会質疑の風景)
衆参のちょっとした違い(本会議-その1)
衆参のちょっとした違い(本会議-その2)
衆参のちょっとした違い(本会議-その3)
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