議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

衆参のちょっとした違い(本会議場の議席数とその配置)

2015-04-04 | 国会雑学
これから時々、衆参のちょっとした違いについても、紹介していきたいと思います。

今回は最初なので、本当にちょっとした豆知識として、本会議場にある議席の数とその配置について紹介します。

○議席数

衆議院本会議場には、480の議席(座席)があり、そのすべてに議席番号が付されていますが、そのうち5については議員に割り当てられていません。
一方で、参議院本会議場には、460の議席(座席)がありますが、うち議席番号を付したもの、242となっています。

衆議院議員の現在の定数は475、参議院議員の現在の定数は242ですから、おおよそ2倍の議員が衆議院にはいますが、本会議場の議席数は、衆480、参460と定数ほどの差異はありません。

参議院本会議場は、242の議員定数に対し、460の議席があるため議場に空席が多く、余裕もありますが、衆議院は480の議席のうち、475を使用していますので、議場に余裕があるとは言えない状態です。

参議院本会議場に空席が多いように見えるのは、上記の理由からなのでした。下の写真は参議院本会議場。議席(座席)460に対し、議員は242人のため、空席が多くなっています。
           

○会派別の議席配置

本会議場における議席配置も、衆議院と参議院で異なります。

衆議院は、議長席に向かって左側から大会派順に占められています。
参議院は、最大会派が議席の中央部分に位置し、次に大きい会派が順次その左右を占める場合が多くなっています。


平成28年1月4日追記]

第190回国会召集日の議席指定にあわせて、衆参の議席表(議席図)を掲載しました。衆参の議席配置の違いがご覧いただけると思います。

    衆議院議員議席表(平成28年1月4日現在)

    参議院議員議席図(平成28年1月4日現在)

平成29年1月24日追記]

第193回国会召集日の議席指定にあわせて、衆参の議席表(議席図)を更新しました。
実際の議席表(議席図)については、「国会の議席(第193回国会)」(平成29年1月24日)をご覧ください。

平成29年11月3日追記

第195回特別会召集日の議席指定にあわせて、衆参の議席表(議席図)を更新しました。
実際の議席表(議席図)については、「国会の議席(第195回特別会)」(平成29年11月3日)をご覧ください。

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