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衆参のちょっとした違い(本会議の出欠)

○衆議院規則第14条、参議院規則第14条

議員の議席は、毎会期の始めに議長がこれを定める。
但し、必要があるときは、これを変更することができる。議席には、号数及び氏名標を附する。


今回は、本会議への議員の出欠について衆参の違いを紹介します。議席に関する決まりごとについて、両院の違いはありません(議席の数については昨日紹介したとおり、違いがあります)。

衆議院、参議院ともに議員が本会議場の議席に着いたときは氏名標を立てることになっています。

実はこの後、衆参の違いが発生します。

参議院は、氏名標を立てることにより、議員の出席が取られるとともに、当日の会議録に出席状況が掲載され、公表されています。

一方、衆議院は、氏名標を立てることにより出席を取ったこともありましたが、会議録にこれを掲載したことはなく、現在は出席も取っていません。

○参議院先例録15

議席には、号数及び氏名標を付し、表決に用いる木札及び選挙投票用紙を備え、押しボタン式投票機を設置する

議席には、号数及び氏名標(黒漆塗り角柱の四方に白字で議員氏名を書いたもの)を付し、表決に用いる白色及び青色の木札(無名投票の際にはこの白色の木札を名刺として用いる)を備えるほか、必要に応じ選挙投票用紙を備える。また、押しボタン式に用いる投票機を設置し、賛成ボタン、反対ボタン、取消しボタン及び確認ランプを付する。

なお、会議に出席した議員は、氏名標を立てる。これにより投票機の出席確認ランプが点灯し、投票装置の記録に基づき出席議員の氏名が会議録に掲載される。

          
押しボタン式投票機は、参議院にのみ導入されています。
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