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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

会いたかった、、、、、君に~

2010-08-24 | The Beatles
アメリカ人のためにビートルズ。。。初期のビートルズは、イギリスオリジナルアルバムに勝手にシングルやアルバムを編集しちゃって、、、いやいや、制作者の意図もへったくれもないような。。。。しかしアメリカだからこその思考ですよね。 売れればいいのか! いいんです。。。そんな、ビートルズのアメリカのデビューアルバムしそこなったのが、、この“Meet The Beatles ! ”です。最初ビートルズを蹴ったキャピトル。。。しょうがないのでVee-Jay と契約したビートルズの面々、、その後。。。これは売れると嗅ぎつけたキャピトルがビートルズとの契約を結ぶのですが、ファーストアルバムの座を“Introducing The Beatles"に10日違いでやられます。。慌てふためいて・・1964年1月20日にキャピトルデビューアルバムが発売になります。。。ビートルズの初上陸に合わせて、、、

独自編集でA面6曲、B面6曲の構成になっています。大センセーショナルとなるヒット曲“I Want To Hold Your Hand"が1曲目で、、“I Saw Her Standing There"と続きます。基本は『With The Beatles』が中心なんですが、、改めて聴いてみると・・いい選曲なんだよね~ いやいやこの音を始めて聴いたアメリカの人はどう感じたのだろう? 衝撃!嫉妬?このアルバムでアメリカでの
ビートルズ人気はいきなり沸点へ。。。 最初の3日間で75万枚を売り、ニューヨークだけで1時間に1万枚売れたとか、。。。発売2週間で75万を売り上げます。2月3日にはゴールドディスクに輝きます。2月15日から11週連続1位を記録し、、発売2ケ月で365万枚を売り上げたそうで、、、、シングルの“I Want To Hold Your Hand"は3ケ月で350万枚も売れちゃった。。。そうです。凄まじい勢いですね。 こんなにLPが売れるのは驚異で、エルヴィスだってLPのミリオンは2枚だけとか・・・


この時期、ビートルズが憧れるBob Dylan もたぶん、、“I Want To Hold Your Hand"を聴いていたようで、、歌詞を「I can't hide」を「I get high」と聴き間違って。。「こいつら絶対マリファナやってる・・・」と思ったとか?! Dylanも一応、、ビートルズという名がインプットされたようですね。64年2月のことです。。。

あこがれるエルヴィスやDylanのいるアメリカへ足を踏み入れたビートルズのメンバー達、いきなりの熱狂歓迎に、、驚きを隠せなかったようですが、、、、このビートルズ上陸によって、、ビートルズは新しい「音」を切り拓き・・Dylanもフォークからロックへの移行とう波に飲まれていくことに。。。ビートルズの出現でフォークミュージックは減り、エクトリック・ギターを奏でる若者が激増していくことになります。そしてアメリカでも「フォーク・ロック」と称される音楽が生まれてきます。。

小さな核融合が大きな潮流へと。。。時代の寵児であるビートルズがアメリカへ、、そしてDylanは自分のスタイルを確立し、これまた時代を引っ張るミュージシャン達の憧れへと・・ 会いたいと願っていたDylanへ着実に近づいたJohn・・・ 会いたかった~君に~へはもう少し、、、、

売り方の戦略って本当に大事ですね。闇雲に出して・・・奇跡的に売れるなんてもう中々ないですね。どのように売るか・・・・ 期待感を高め、、会いたいけど、、中々会えない。。会えそうで。。会えない。。 会えるけど、近づけない。。。 そういえば。。AKB48も新顧客創りも現代風のウマサを活用していますね、、、 ビートルズのアメリカ戦略は予想を遥かに上回る・・・衝動です。もうこんな衝撃は生まれないでしょうね。。

あなたの売り方戦略は緻密ですか? 

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