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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

三感止音『とんでもない思考で大胆に』

2010-08-01 | 三感止音
出ました!【復刻版】です。“劇画家畜人ヤプー”(原作:沼正三 作:石ノ森章太郎)
1956(昭和31)年、、石原慎太郎の「太陽の季節」が発売され、太陽族と言われる若者が登場し、大宅壮一が「一億白痴化」と日本人を嘆き、三島由紀夫が「金閣寺」を発表し、、経済白書が「もはや戦後ではない」と日本の成長をアピールした時代。。。世紀の奇書が『綺譚クラブ』に連載されます。。それが“家畜人ヤプー”その奇妙奇天烈奇抜な発想と日本文化の解体、殺戮!ともいえるそのとんでもない内容に。。。三島由紀夫や澁澤龍彦や寺山修司らが絶賛した書籍である。 作者の正体が不明ということで、、三島が書いているのでは?なんていう憶測が流れたり。。作者は天野哲夫だという線が有力ではあるが。。本当に真実は闇の中に・・・・・

人生の中で、、これほど衝撃を受けた作品はあまり無いですね。三島からの流れで読んだのですが。。いやいや貪りました。。こんなコト表現していいんだって。。。この作品の時代背景からも本当に日本は自由な國(表面的)に変貌を遂げたんだと感じましたね。SF&SM小説の金字塔です。 今回の復刻版は丸尾末広氏が解説を書いています。 丸尾氏だ描いたらこの作品がとうなるだろうか? 凄く期待してしまう。。 この時代になれば映画化を期待するところですが、、キューブリックに描いてみてもらいたかった・・・

凝り固まった考えにならず。。どでもない発想が大切ですね。「エ~」という意外性の勝負が重要です。文化を解体し、、大きく流れを変える。政治の世界では国民は大きな流れを変えたはずなのですが、、政権変われど、、何も変わらない・・・どんな抵抗勢力があるのか、根が深い問題ですね。 まさに、戦後日本(JAPAN)は邪蛮(ジャパン)になってしまったのか。。。戦後65年経っても米国の奴隷のようだし、、肉食系女子が増え草食系男子が女子の飼い犬ようになってしまうのか??? 由々しき問題です。 カタチ違えど家畜人ヤプーのような世界に日本がなっているような気もします。

世界からお金だけせしめられる奴隷から、、、世界に中心として動く国になっていかないといけない、今まさにターニングポイントですね。


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