公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

変な問題 1

2017-09-02 10:22:00 | 方程式不等式






皆さん、こんにちは。長年、公務員試験やら、教員採用試験やら、いろんな問題をみてきました。中には、これは何だ???というものもたくさんありました。中でも、ベスト(ワースト?)10に必ず入るであろう問題が、これです。                    A君は7月初めから8月末の間に続けて夏休みを取った。夏休みの初めの10分の1に当たる日数を海辺で、次の10分の3に当たる日数を川辺で、続いて4日間を友人の家で過ごし、その翌日、山でチョウを捕まえたが、夏休みを数日残したある日、チョウは逃げてしまった。このとき、夏休みはチョウを捕まえた日から数えてチョウが逃げた日までの2倍の日数が経過していた。夏休みの日数として妥当なのはどれか。①10日②20日③30日④40日⑤50日                     夏休みの日数の10分の1を海辺で過ごしたので、夏休みの日数は、当然10の倍数ですから、選択肢も全て10の倍数で統一されています。今、夏休みの日数を、10k日、チョウを捕まえてから、逃がしてしまうまでの日数をm(k、mは整数)として、図で表すと、k+3k+4=m。10k>2m。よって、k=5で、夏休みは10×5=50日。とでもするのでしょう。                    ひょっとして、もう初めから気づいていた人も多かったと思いますが、もし、まだ気づいていない人は、問題文の、第1文と、最後の1文だけを読んで下さい。                    7月初めから8月末までなら、選択肢上、50日しかありません。😵これは、平成8年度の国税専門官で出題されたと言われる問題でした。                    ひょっとすると、機転をきかして、すぐに⑤を選びなさいという意図があったのかもしれませんが。                    とにかく、初めて見たときは、驚きました。😓                     このころは、試験問題は持って帰ることができない時代ですし、公務員試験自体、あまり注目されていなかったので、いわば、「ゆるゆる」なのですが、つい最近、国家一般職で、驚くべき1問が出ました。次回紹介します。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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