公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

サイコロを振るといってもねえ……

2018-07-13 08:31:00 | レクチャー
問題再掲。1~6の目が一つずつあるサイコロを用いて、次の規則に従って行うゲームがある。                   ◯机の上にカードが6枚あり、サイコロを振って、出た目の数だけカードを取っていき、6枚すべてのカードを取ることができた場合には「成功」となり、ゲームが終了する。                   ◯机の上にカードが残っている場合、再度サイコロを振ることができるが、残ったカードの枚数より多い目が出た場合には「失敗」となり、ゲームが終了する。                   ◯最大3回までサイコロを振ることができる。                   このゲームで、6枚のカードすべてを取って「成功」となるカードの取り方(サイコロの目の出方)は全部で何通りあるか。(選択肢省略)                                         「サイコロを振る」といっても、数学では、その振り方がかなり重要なのです。片手で振るか?両手で振るか?とか、そんなのじゃありません。「同時に振るか?」「1回ずつ振るか?」です。                     同時に振った場合、出た目の順番は関係ありません。1回ずつ振ると、出た目の順番が関係します。                     しかしながら、場合の数なら問題ありませんが、確率を考えるときには、「同様に確からしく」考えなければいけないので、ちょっとややこしくなります。                     まあ、間違えたら間違えたで、その都度反省していけばなんということもないので、気楽に、慣れていきましょう。                     本問は、勿論、出た目の順番が関係します。                     その①…1回で成功する場合の数。これは、いきなり6の目が出たときだけなので、1通りです。                     その②…2回で成功する場合の数。                      その③…3回で成功する場合の数。以上より、正解は、1+5+10=16通りです。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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