公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

どのように転がったかは関係ない!

2018-02-04 19:49:00 | 展開図




平成23年の旧国家Ⅱ種より。                    図Ⅰは、相対する面の数の和が7となるサイコロであり、これを前後、左右に何回か回転させた後に見ると、図Ⅱのようになった。これと同じサイコロ8個を使って図Ⅲのような大きな立方体をつくり、これを図Ⅰ→図Ⅱとしたのと同じ要領で回転させた後に見ると、図Ⅳのようになった。                   この場合、図Ⅲに矢印で示した2個のサイコロが、大きな立方体内で他のサイコロと接する面(それぞれ3面)の数を合計するといくらになるか。①26②27③28④29⑤30                                                     問題文中の、「同じ要領で回転させた」が気になりますねえ。                    図Ⅰを、どのように転がせば、図Ⅱになるのか?まずは、これを解明しなくては……。というのが自然なのですが、実は全く関係ありません。(それでも気になる人は、最後に一例を挙げておきます。)                   図Ⅰと図Ⅱを観察すると、図Ⅰでは、頂点アに、1と4と5の目が集まっています。では、図Ⅱにおいて、頂点アは、どこでしょうか?図Ⅰでは、頂点イに、2と4と6の目が集まっています。では、図Ⅱにおいて、頂点イは、どこでしょうか?これと同じことを、図Ⅲ、図Ⅳですれば答えが分かります。どちらのサイコロも、1と2と3の目が表面に出ているので、4と5と6の目は、大きな立方体内で、他のサイコロと接しています。よって、それらの目の合計は、(4+5+6)×2=30。正解は、肢⑤です。ちなみに、図Ⅰから図Ⅱになるには、例えば、なので、図Ⅲから図Ⅳは、ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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