なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

ショートショート

2007-04-11 17:04:52 | 日記
ガジマルの木の枝にピンクのポールが引っかかっているのを見て
ゆり組のユイ
「てぇんてぇい、みてみてボールが木の上で寝ている」
それを聞いたショウタロウ
「ちがうよー遠くに何があるのかって、見ているんじゃない?」
ユイ
「違うよーだって動かないもん」
ショウタロウはあっさり
「そうか」。

4才組になったばかり。しかも3月生まれコンビ
まだまだ幼児ことばは抜けないの。
しょうたろう「あのたーあのたー、おとなはたーダイエットコークのむんだよーねー」わたし「えっそうなのー、大人はビール飲むんじゃないの?」ショウタロウジョークが解ったよーでニコッと。そしてすかさずいった。「おとうたんたー、太っているからダイエットコーク飲むんだってばー、園長も飲めばー」「・・・」

室内探検

2007-04-11 11:00:34 | 日記
「おそと、おそと」と指を差すチビたち。
だれもが外に出たくて、楽しみにしているのに、朝からシトシトぶり。
雨だから出られない・・のねっ。がわかるのはまだまだ先。
入園したばかりのアツシは玄関で靴をさがす。
3月に一才になったばかりなのに、くつ箱のたくさんの靴の中から自分の靴を見つける。
もちろん字が読めるわけではないので見分けができるのだ。
「雨だからねー出られないの」と諭す洋子さん。何度も何度も抱き抱えてはあやす。お外が好きなんだなー。気持はわかる。
うっかりすると勝手に玄関から表に出そうなので玄関を閉めることに。そしたら怒った怒った。
気持を封鎖されたのだから、地団駄踏んで怒っている。気持をストレートに出してくれるのでとてもわかりやすい。

いこうかー?とわたしが手を握ると握り返して、ニコニコ顔。いいなー子どもって単純で・・・。
廊下を突き当たり、玄関から二階の階段へ、二階の踊り場のところでニーニー達に出会い、連れる格好でまた一階へ。
そして、どこへともなく引っ張る引っ張る。探索活動中に、誰かが廊下からボールを外に逃がした。
雨の粒がボールに当たり、ミラーボールのように光る。濡れたボールが鏡になり空を映す。
しばらくそれに見とれていた。

また思い出してはおそと~おそと」と指をさす。なぜが聞こえるのが不思議です。

まだまだお彼岸の雨が降りそそぐ。大粒ではない。地球の奥深く吸い込まれていくのだろう。深層に届く雨を眺めている。鳥の声はしない。