朝7時半にアトールで落ち合い、船で沖の防波堤に向かった。
風はちょっと強いけど、良い感じの釣り日和。
どこらへんで釣るとか、何時まで釣るとか何も知らずに来て、
昼前には終わるんやろなと勝手に思いこんでたら、
「渡し船の都合で、3時までになった」と聞き、ちょっと焦る。
3時までご飯抜きか~と思ってたら、
「朝ごはん食べた?」と、フミさんが用意してくれてた。
「何が好きかわからんから」と、飲み物は6本以上。コレ全て私用。
針をつけて、餌をせっせとまいて、からまったらほどいてくれて、
私はただ、糸を投げるだけ。
ちなみにトイレはテトラポット。落ちずにすんで良かった。
私の記念すべき第一匹目。魚の名前は、何度聞いても忘れる。
フミさんは一見コワモテで、若かりし日の武勇伝は確かに引くけど、
女、子供にはめちゃくちゃやさしい。
グルクン。これだけは覚えた。
名前は忘れたけど、今回一番の大物。私が釣った。
確かアイゴ。確か美味しいらしい。
朝はジャンジャン釣れたのに、昼からはパッタリ。これが最後の魚となる。
3時に引き上げて、夜はバーベキューが待ってるので、私は宿で休息を。
後で聞いた話、その間フミさんは、魚を処理したり、買い出しにいったりで、
シャワーを浴びる暇もなかったらしい。
社長の子供たち4人も来ていて、ひたすら焼き係に徹する長男(右)と次男。
「子供らに任せといたらいいけん、エミちゃんは飲んでー」と言われたけど、
長男との会話がとても新鮮で、二人でしっぽり語り合った。
印象に残った言葉がいくつかある。
「将来、何になりたい?」と聞いたら、
「保父さん。子供が好きやから。小さい子はかわいいよ。」
下に3人もいるのに。まだ子供と関わりたいのか。
「彼女とかいるん?」
「うん、つきあって9カ月。」
「結婚したいなとか、思う?」
「うーん、それはわかんない。でも今を楽しむよ。」
とても冷静で、ピュアな13歳。私も見習いたい。
極め付けは、「お姉さんは、場をなごませる人だね。」
やられた。久々にキュンとした。
この後、数名でメンバーの家に行き、奥さんに恐縮しつつも3時まで。
因みに皆さんは翌日、仕事さ~ね。
つづく