自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

職人さんと呼ばれる方が少なくなった(床屋)

2024年08月22日 | なかま道志ベース

私が良く利用していた床屋(理容院)ですが、店主は86歳になったため卒業すると、先月末に退職しました。最終日1日前に予約をいてれ散髪していただきました。

お礼にご卒業祝いの電報も送らさせていただき、ちょうどカットしている時に届きました。

また、記念にビデオも撮らさせていただき、後日DVDにしてお渡ししたところ、すぐにお礼のお手紙をいただきました。

今日は理容理容の話しです。

店主の親父さんは16歳の時から丁稚で覚え、そのうちハサミを持たされてお客さんの心を読んだ床屋(理容)職人になってます。

口数は少ないのですが、ホッとする時間になっています。いつも終わると肩を叩かれて目覚めるくらいです。

実に気持ち良く、シャンプーも3回、マッサージも20分以上、眉毛の整えや耳掃除まで行ってくれます。時間も1時間20分くらいはかかっています。

最後は店先まで送っていただき、深々と頭を下げています。

そんな店主から代替わりした息子さん(理容師)にカットをお願いいたしました。

室内の雰囲気も変りました。今風です。息子さんは技術的にも普通の理容師さんです。

私は初めてすので、少し緊張しているようにも見えます。

ただ、いわゆる理容院の流れ作業のような感じで、それなりに技術はあるのでしょうが、ちょっとオヤジさんとは違うなと感じました。

客は敏感です職人肌の親父さんは手寧さと言うのか、気持ちが入っていたように思えます

息子の理容師さんは、マッサージはほどほどに終わらさせていました。一般的なのでしょうね。仕上がりも早く1時間程度です。今風のようのようです。だからと言って良くない訳ではありません。

私も古い人間ですので、多くの各種職人さんに出会って来ました。いまや建築もプラモデルで作るようなツーバイフォーの、〇〇ハウスが主流になっています。ただ組み立てるだけで、床の間などは作れません。(必要とする方も少なくなったのでしょう)

私としては、やがてはオヤジさんのように職人になってもらいたいものです。何ごとも経験ですね。

いろいろな仕事(福祉も企業も公務員も)がありますが、やはり心が大事だと思います。

店先にはボケの花が咲いていました。

 

HIro