自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

還暦以降の節目の祝い事

2023年06月29日 | なかま道志ベース

人生は山坂転んで起きてです。

還暦(六十才) 「まだまだ三役 突き落とし」

長寿祝いは賀寿とも言い、中国の風習を取り入れて、日本では奈良時代から始まった日本特有の風習だったようです。

長寿のお祝いは還暦から始まり、本来は数え年の誕生日に祝うものでしたが、最近は満年齢で祝う人が多くなっています。長寿を祝う節目の年齢にはそれぞれ名前が付けられていて由来があります。

現代の満60歳は、働き盛りで高齢者でもありません。あまり年寄り扱いせず、感謝の気持ちといつまでも長生きしてほしいことを願ってのお祝いと思えばよいのでしょう。

ちなみに、60年で十巻十二支(じっかんじゅうにし)が一巡して〝もとの暦に還る〟誕生年に60を加えた年、つまり数えで61歳。赤いちゃんちゃんこは赤子に戻り、もう一度生まれ変わって出直すという意味。長寿祝いの色は赤・朱。

還暦以降はこんなにお祝い事が待っています。

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前期高齢者(65歳~74歳) 高齢者とは何歳からを指すのかは、法律や制度によって定義が異なるのが現状です。

国連の世界保健機関(WHO)の定義では、65歳以上が高齢者とされています。1956年の国連の報告書において、65歳以上の人口の比率を「高齢化率」と記載されたことから一般化されたとしています。

例えば、道路交通法では70歳以上が高齢者と定義されていますが、「高齢者の居住の安定確保に関する法律」では、60歳以上が高齢者と定められています。

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古稀(七十才) 「そんな誘いにや 耳かさぬ」

もともとは「古稀」と書き、奈良時代は初老といわれた40歳の祝いに始まる10年ごとの年寿祝いが行われていたとしています。

その理由は、古稀が中国唐代の詩人、杜甫(とほ)が詠んだ『曲江詩(きょっこう)』の中にある「酒債尋常行処有 人生七十古来稀」の一節に強い影響を受けているからだといわれています。

その意味は「酒代のつけなら私が行くところ至るところにある。しかし人生を70歳まで生きるのは非常に稀(まれ)なことだ」というものからのようです。当時は「人生50年」という感覚にぴったりだったのでしょう。色は濃紫または紺。

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後期高齢者(75歳~) 「この後一生 後期高齢者」

誰が付けたのか実に不快な言葉です。もっと違う言葉があったのでは?苦労が足りない若いお役人が付けたんじゃないのと思ってしまいます。健康保険は2割負担になりますが、そのうち3割負担になるのでしょう。

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喜寿(七十七才)  「この山越えれば 花畑」

喜寿(きじゅ):77歳(満76歳)ですが、ここまで来ればあとは花畑のようです。私は来年喜寿になりますが、花畑の生活(人生)は当分無理かと想像しています。

喜の草書を楷書にすると「㐂」と書き、字を分解すると「十七」の上に「七」が付いたような文字となることに由来で、長寿祝いの色は紫。

厚生労働省が発表している平成30年の簡易生命表では、日本人の平均寿命が女性87.32歳、男性81.25歳、と公表されています。

問題は平均寿命でなく、健康寿命だと思います。男性は72.68歳で女性は75.35歳のようです。これは過ぎたので、少し儲けた感があります。

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傘寿(八十才) 「まだまだこれでも 役に立つ」

「80」の漢数字「八十」を縦書きにすると、「傘」の略字「仐」に見えることが名の由来とされています。また「傘」の字形は末広がりで縁起がよいのも、この漢字が使われる理由のひとつだとしています。

「寿」は「長寿・長命」を表すので、「傘寿」=「80歳の長寿」という意味で、別名は「八十寿(やそじゅ)」と言います。

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米寿(八十八才)  「もう少し楽しみ 米と酒」

気持は理解できます。もう少し楽しみ 米と酒ですね。米寿(べいじゅ):88歳(満87歳)米の字を分解すると八十八となることに由来で、長寿祝いの色は金茶。

この時代(コロナウィルス・運動不足・便利過ぎる生活など)ですから、平均寿命も段々短くなるような気もいたします。個人的には健康で人の世話にならずに過ごせれば最高の人生だと思います。色は傘寿と米寿は濃黄色(山吹色から黄金色)です。

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卒寿(九十才) 「人生大学 卒業なしさ」

90歳のお祝いが卒寿と呼ばれる理由は、「卒」という漢字が由来とのことです。卒の旧字である「卆(そつ)」が「九十」と分解できるため、これにちなんで卒寿と呼ばれるようになりました。

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白寿(九十九才)  「この世は三色(みいろ) 黒白グレイ+肌色

私は今でも薄くなってきましたので、この年齢では髪の毛が無いかと思います。もう一色の光る金色(肌色)を追加してほしいですね。

昔は、99歳まで長生きすることが珍しかったため、お祝いされることはほとんどありませんでしたが、平均寿命が伸びた現代の社会では、白寿のお祝いの機会も増えました。

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百寿(百歳) 「もう夢の中かなぁ~ 穏やかに暮らすのが一番」

ちなみに、母は享年(数え)102歳で、行年(満)100歳と6カ月でした。

この100歳の祝いに際して、総理大臣・東京都知事・市長からも祝賀状と記念品をいただいています。こうなると毎年、長寿のお祝いをしているようになりますが、認知症など進行し自分の年齢も分からなくなるのでしょう。(母がそうでした・・・)

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茶寿(百八才)  「茶柱立ったよ まだまだ元気」

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皇寿(百十一才) 「ここらでゆずろう 長寿日本一」

私の独り言でした。何かのご参考に・・・。

*画像は昨日 庭の草花をパチリしました。

 

Hiro