俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

放射能汚染

2011-03-25 15:43:17 | Weblog
 農作物が放射能に汚染されて食べられないということはその土地に住んではいけないということを意味する。
 人はその土地で生活する。農作物と同等に被曝する。土が汚染されるカドニウムなどとは違って放射能は空から降って来る。野菜と同様、人間も汚染される。
 牛乳が危険な土地に住む人の母乳も同様に危険だろう。母乳の危険情報も早急に発表すべきだろう。
 もし茨城県や栃木県の野菜が食べられないのならその土地は人の住めない土地だろう。野菜と同様に人間も被曝するからだ。人間のほうが野菜よりも長く被曝するから一層危険だ。
 もともと食品の安全基準には放射能は無かった。今月の17日に泥縄式に作られた暫定基準に過ぎない。そんないい加減な基準で農作物は廃棄されている。
 食の安全を守ることは大切だ。放射能汚染などされていないほうが良いに決まっている。しかしそれは消費者としての立場だ。政府が危機感を煽っているのは多数者である消費者の側に立つことによって責任逃れを図っているからとしか思えない。
 安全性が大切なのは食品だけではない。住民の安全こそ最優先だ。もし農作物が危険なら住民はもっと危険だ。20~30km圏に続いて今すぐに避難勧告をすべきだろう。住民が減れば電気の使用量も減るので停電も減らせるだろう。
 福島・茨城・栃木・群馬の4県は放射能汚染地域として政府に認定されたようなものだ。菅首相はいつ避難勧告をするのだろう。

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