「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」という名言は、自由民主党の産みの親の一人である大野伴睦氏の言葉だ。昔の政治家は賢かった。
人が自分の利益を追及することを否定する気は無い。利益を追及することは人権でさえあるだろう。しかし公僕であるべき政治家が公的利益を忘れて私的利益だけを追及することは許されない。
自民党は15日の参議院総会で参議院の「6増6減」案を党方針と決めた。昨年11月に最高裁が「違憲状態」と判決した1票の格差が4.75倍でありこの案では4.31倍にしかならない。司法に認められるためには2倍以下に留めるべきだと分かっているのにこんな案にまとめるとは司法無視にも程がある。こんな最初から違憲と判定されることが分かっている案に賛成した議員の名を公表すべきだろう。こんな「堕ちた議員」こそ落とすべき議員だ。
議員からただの人にならないために現職の議員はどんな恥知らずなことでもやる。彼らは恥を知る庶民であるよりも恥知らずの議員であろうとする。痩せたソクラテスよりも太った豚であろうとする。自民党の大阪府連が共産党と共闘してまで大阪都構想に反対するのは、議員定数を減らしたくないということで既得権益者同士での利害が一致するからだろう。彼らは二枚舌を使う。
この「6増6減」案は最終的には否定されるだろう。自民党はそこまで馬鹿の集まりではない。逆に言えば自民党の参院議員の半数以上が、司法判断の価値を理解できない阿呆だということだ。更に言えば、こんな馬鹿な主張が受け入れられないということさえ分からない大馬鹿者だということだ。
戦前の井戸塀政治家に戻れとまでは言わない。戦前の政治家は低報酬だったために私財を政治活動に注ぎ込まざるを得ず、家には井戸と塀しか残らなかったとまで言われている。現代の政治家は最も儲かるビジネスだ。2世・3世議員がウヨウヨいて、政治家を家業とする一族までいる始末だ。家業を奪われたくないという思いだけで無茶苦茶なことをする政治家は木の上に安住する猿だ。自民党の議員でありながら共産党の宣伝カーに乗って演説した柳本卓治参院議員も2世政治家の一人であり政治家一族の一員だ。2世だから悪いという訳ではないが、政治家を世襲の家業とする人はその地位を守るためには形振り構わない。
人が自分の利益を追及することを否定する気は無い。利益を追及することは人権でさえあるだろう。しかし公僕であるべき政治家が公的利益を忘れて私的利益だけを追及することは許されない。
自民党は15日の参議院総会で参議院の「6増6減」案を党方針と決めた。昨年11月に最高裁が「違憲状態」と判決した1票の格差が4.75倍でありこの案では4.31倍にしかならない。司法に認められるためには2倍以下に留めるべきだと分かっているのにこんな案にまとめるとは司法無視にも程がある。こんな最初から違憲と判定されることが分かっている案に賛成した議員の名を公表すべきだろう。こんな「堕ちた議員」こそ落とすべき議員だ。
議員からただの人にならないために現職の議員はどんな恥知らずなことでもやる。彼らは恥を知る庶民であるよりも恥知らずの議員であろうとする。痩せたソクラテスよりも太った豚であろうとする。自民党の大阪府連が共産党と共闘してまで大阪都構想に反対するのは、議員定数を減らしたくないということで既得権益者同士での利害が一致するからだろう。彼らは二枚舌を使う。
この「6増6減」案は最終的には否定されるだろう。自民党はそこまで馬鹿の集まりではない。逆に言えば自民党の参院議員の半数以上が、司法判断の価値を理解できない阿呆だということだ。更に言えば、こんな馬鹿な主張が受け入れられないということさえ分からない大馬鹿者だということだ。
戦前の井戸塀政治家に戻れとまでは言わない。戦前の政治家は低報酬だったために私財を政治活動に注ぎ込まざるを得ず、家には井戸と塀しか残らなかったとまで言われている。現代の政治家は最も儲かるビジネスだ。2世・3世議員がウヨウヨいて、政治家を家業とする一族までいる始末だ。家業を奪われたくないという思いだけで無茶苦茶なことをする政治家は木の上に安住する猿だ。自民党の議員でありながら共産党の宣伝カーに乗って演説した柳本卓治参院議員も2世政治家の一人であり政治家一族の一員だ。2世だから悪いという訳ではないが、政治家を世襲の家業とする人はその地位を守るためには形振り構わない。