ある本でおにぎりの具材の人気ランキングを見て驚いた。
①鮭(66.9%)②たらこ(48.7%)③辛子明太子(47.8%)④ツナマヨネーズ(47.2%)⑤昆布(42.2%)⑥梅(41.1%)⑦おかか(36.3%)⑧炊き込みご飯(30.8%)⑨焼きおにぎり(30.1%)⑩高菜(29.0%)とのことだった。
一番意外なのは大本命と思われた梅が6位であることだ。私が子供の頃は、おにぎりの具と言えば梅干しだった。塩の有害性が喧伝されていることによる健康志向から嫌塩と嫌煙が広がっているのだろうか。
3月28日(土)にNHKの「マサカメTV」という番組で、熱いご飯を握るコツが紹介されていた。何と手を叩いてから握るとのことだ。叩いて痛みを感じた後であれば余り熱く感じないそうだ。これは3月8日に書いたオフセット鎮痛の一例であり、強い刺激の後では弱い刺激が苦にならないということだ。しかし熱く感じないということと熱くないということが同一であるかのように扱われていることに疑問を感じる。たとえ熱く感じなくても実際には火傷をするのだからこの方法は危険だろう。知覚を麻痺させるよりも最近話題になっている「おにぎらず」のほうが良いように思う。
感じなくても無くなる訳ではない。熱いと感じるのは危険を感知するからだ。悲惨な現実から目を背けても見えなくなるだけであり現実は変わらない。むしろ直視すべきだろう。投手が肩や肘に痛みを覚えた時に痛み止めで誤魔化せば重大な故障を招きかねないし、頭痛薬も痛みを緩和するだけであって痛みの原因を取り除いている訳ではない。あるいは抗鬱剤は憂鬱な気分を緩和するだけであって欝状態の原因は放置されたままだ。不快な状態を緩和することと治療は全く違う。
勉強をするのは学力を高めるためであって試験で高得点を取るためではないし、人の美しさとは健康さの証しであって病的な痩身は美しくない。表層的なことばかりに気を取られて大切なことが忘れられているように思えてならない。
①鮭(66.9%)②たらこ(48.7%)③辛子明太子(47.8%)④ツナマヨネーズ(47.2%)⑤昆布(42.2%)⑥梅(41.1%)⑦おかか(36.3%)⑧炊き込みご飯(30.8%)⑨焼きおにぎり(30.1%)⑩高菜(29.0%)とのことだった。
一番意外なのは大本命と思われた梅が6位であることだ。私が子供の頃は、おにぎりの具と言えば梅干しだった。塩の有害性が喧伝されていることによる健康志向から嫌塩と嫌煙が広がっているのだろうか。
3月28日(土)にNHKの「マサカメTV」という番組で、熱いご飯を握るコツが紹介されていた。何と手を叩いてから握るとのことだ。叩いて痛みを感じた後であれば余り熱く感じないそうだ。これは3月8日に書いたオフセット鎮痛の一例であり、強い刺激の後では弱い刺激が苦にならないということだ。しかし熱く感じないということと熱くないということが同一であるかのように扱われていることに疑問を感じる。たとえ熱く感じなくても実際には火傷をするのだからこの方法は危険だろう。知覚を麻痺させるよりも最近話題になっている「おにぎらず」のほうが良いように思う。
感じなくても無くなる訳ではない。熱いと感じるのは危険を感知するからだ。悲惨な現実から目を背けても見えなくなるだけであり現実は変わらない。むしろ直視すべきだろう。投手が肩や肘に痛みを覚えた時に痛み止めで誤魔化せば重大な故障を招きかねないし、頭痛薬も痛みを緩和するだけであって痛みの原因を取り除いている訳ではない。あるいは抗鬱剤は憂鬱な気分を緩和するだけであって欝状態の原因は放置されたままだ。不快な状態を緩和することと治療は全く違う。
勉強をするのは学力を高めるためであって試験で高得点を取るためではないし、人の美しさとは健康さの証しであって病的な痩身は美しくない。表層的なことばかりに気を取られて大切なことが忘れられているように思えてならない。