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こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

南相馬市なかよし保育園エアコン設置隊

2011-06-21 23:54:19 | 活動日誌
過日、お知らせしました通り20日夜松本を出発し、21日早朝より南相馬市のなかよし保育園にエアコン設置に向かいました。隊員は、電気屋さんで池田町町議会議員の矢口稔さん、松本市現業職員労働組合副委員長永田雅宏さんと私の三人です。資金は各方面からご協力をいただき、エアコン代のほかアンペア変更工事代金分まで集まりました。あらためてご協力をいただいた皆様に心から感謝を申し上げます。

左から、永田・近藤真紀子園長・中川・矢口


取り付けたエアコンです。もっとも、作業のほとんどは矢口さんです。

 
年長さんは、ガス会社の支援?でバスによる遠足に出かけていました。窓には、楽しみにしていた遠足が雨に降られないようにテルテル坊主がたくさん飾ってありました。年少さんはお留守番で近くをお散歩したり、中で遊んだり、作業をしている私たちを物珍しそうに見ていました。午後から夕立並みの雨に降られましたが、遠足から帰ってきた後でした。テルテル坊主が効きました。

 
作業後、お昼をいただきました。4月末に開園した時から支援物資を調理して子どもたちに提供し続けてきました。右の写真は原町にあるもとのよつば保育園の新館で乳児の保育園です。この4月から開園をするため準備を進めてきましたが、原発から30キロ圏内にあるため使うことができません。もったいないというか、この損害は誰が責任をとるのでしょうか?

 
全国から届いたさまさざま支援物資が使われていない保育園の中にあります。庭には、少しでも放射能を除去しようとヒマワリが植えられています。


園長先生にご案内いただいて津波の被害も視察しました。海岸から1キロ以上あるところにいまだにたくさんの船が転がっています。


原町火力発電所から送電するための鉄塔。こんなになるものですかね!


多くの方が犠牲となった老人ホーム。保育園の親御さんでも二人の方がお亡くなりになったそうです。近藤園長先生と息子さんには、私たちが路の分かるところまで送っていただきました。かえっていろいろなことを勉強させていただき、ありがとうございました。


南相馬市からの帰り道を県道52号線を走り、飯舘村へ向かいました。途中、植えてないはずの田んぼに稲が植えてありました。あとから知ったのですが、表土を削って試験的に田植えをしたそうです。南相馬市も飯館村も30キロ圏内は田畑には何もつくられていません。飯舘村役場は、避難勧奨地区に指定されたため、昨日今日で福島市の飯野出張所へ引っ越し作業をしていました。


ごらんのとおり、飯舘村役場前の線量計の値は、3.92マイクロシーベルト/hです。これは年間値に換算すると、3.92*24*365/1000=34.3ミリシーベルトで、20ミリシーベルトを超えます。福島県内にはこうした年間20ミリを超えると想定されるホットスポットを中心に、さらに避難勧奨地域が拡大しています。
ちなみに、今回の私の持って行った線量計の値は、福島県内に入ってから出るまでの16時間で4マイクロシーベルトでした。時間当たり0.25マイクロシーベルトで、松本の5倍にあたります。
コメント
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