12月8日松本市勤労者福祉センターにおいて、「永久に不戦を誓う集い」が開催され、社民党を代表して不戦の決意を述べました。講演はアラブの子どもたちと仲良くする会の西村陽子さん。西村さんは千曲市出身で教員時代に国際協力隊でアンマンに行って以降、イラクの子どもたちと日本を結びつける活動に専念しています。西村さんは、最初にイラクとかかわって自分がわかったこととして、「日本政府がやっていることを日本人として認識せざるをえなかったこと、世界の中で日本はヒロシマ・ナガサキでの被曝とその克服をしてきた特別な国であると見られていること、銃の力の前に、言うべきことがっても黙らざるを得ない実感をもったこと」をあげ、「イラクに対する偏見も大きかった」と語りました。そして、スライドを使ってイラクでの活動やイラクで感じたことを約1時間半にわたって報告しましたが、私が特に大事なことと感じたのは、西村さんがチョコレートを食べようとしている少年の前を通った時に、少年はチョコレートを半分に割って一緒に食べようと言われたこと。アラブの慣習として分け合って生きることが根付いていることに単純に文化の違いだけではない、生きようを感じます。もう一つは、サダムフセイン政権と何が今と変わったのかという西村さんの問いに答えたイラクのお母さんの言葉「言論報道の自由と人を殺す自由を手にした」という、イラクの現実にいったいあのイラク戦争は何だったのか、あらためて問いなおさなければならないと感じました。
<参考>
▼イラクの子どもたちと仲良くする会では、カレンダーを販売しています。ひとつ500円のカレンダー50冊で、イラクからアンマンへ治療に来ている家族の1か月分の生活費になります。
▼日本イラク医療支援ネットワーク






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▼日本イラク医療支援ネットワーク





