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こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

20200929 一般質問 ごみ処理施設建設への支援について

2020-10-11 20:59:31 | 環境・森林

【中川】市町村がごみ処理施設を整備する上で、国の交付金事業の制度拡充は切なる願いと考えるが、このような市町村からの要望に対し県はどう取り組んでいるのか。

【環境部長】市町村が一般廃棄物処理施設を整備するに当たり、国からの支援策として「循環型社会形成推進交付金制度」がございまして、平成23年度以降、関係市町村とともに、確実な予算措置と交付対象の拡充について要望活動を行ってきている。

このうち予算措置については、本年度においても、県内市町村が必要とする事業費は確保されている一方、廃止した処理施設の撤去費の一部や周辺環境整備など、交付対象の拡充については、実現に至っていない。

引き続き、市町村と協力して、確実な予算措置と交付対象の拡充について国に要望していくとともに、他の都道府県とも連携して粘り強く求めていく。

【中川】ゼロカーボンや災害対応といった社会的変化を踏まえ、市町村に対して、県として廃棄物処理施設整備のあるべき姿を示していく必要があると考えるがいかがか。

【環境部長】一般廃棄物処理施設は、資源の再生利用の促進を図り、循環型社会の形成に寄与するとともに、特に焼却施設につきましては、地域のエネルギーセンターとして、周辺施設への電力供給や、熱利用などに取り組むことで、低炭素化の促進にも寄与するものと考えている。

また、災害時においては、災害廃棄物の確実な処理だけでなく、エネルギーセンターとしての機能を活用し、避難所の機能も併せ持つ施設とすることも期待される。

県では、現在、令和3年度を初年度とする「第5期廃棄物処理計画」の策定を進めている。広域的見地から一般廃棄物処理施設の整備の方向性についても記載する。その中で、ゼロカーボンや災害時の廃棄物対策の視点についても示す。

あわせて、個々の施設の整備におきましても、災害対策の強化や地域への更なる価値の創出につながるよう、計画段階から市町村に対し助言を行っていく。

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20191223 台風19号被災建築物アスベスト点検現場調査

2019-12-23 22:09:16 | 環境・森林

 

長野県アスベストセンターによる台風19号被害建築物等のアスベスト調査を行ないました。調査には「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」永倉事務局長、布目ゆきお長野市議に私が同行しました。長野市環境保全温暖対策課の職員にご案内をいただきました。

最初は、赤沼公園です。赤沼公園は最初長野市の指定仮置き場ではなかったため分別が行われていませんでしたが、指定後は分別が始まりました。混乱の中ではありますが、特にアスベストの危険性を考えると、解体現場や集積所での分別が徹底されていることが重要ですが、その認識を住民・行政・ボランティアなどが日常的に持っていないと災害時にはなかなか難しいと感じました。

 

 

 

次に千曲川が決壊した穂保にある長野市長沼支所、長沼体育館、長沼分団詰所周辺を調査しました。アスベストは中皮腫やアスベスト肺などを引き起こし死亡に至ることから、1975(昭和50)年に吹き付けアスベストの使用が禁止され、2005(平成17)年ニチアス、クボタでアスベスト生産に関わっていた労働者や工場周辺の住民が中皮腫や肺がんで死亡していることが判明、2006(平成18)年に完全禁止となっている。これらの建物は平成4年ころの建設で、吹き付けアスベストは使われていないものの、押出成形セメント板が使われていることが多いということだ。また軒天井にケイカル板が使われている可能性もある。

 

 

次に災害瓦礫の集積所となっているクリンピア千曲を調査。ここでは「石膏ボード・スレート」は、危険物としてビニールシートに別途被覆して保管していた。聞けば阪神縄地大震災や熊本地震でも災害瓦礫処理を担当としてきた業者だそうで、業者の自主的判断でアスベストが含有されていると疑われるものを分別処理をしていた。ほかの仮置き場でも同様の処理がされているわけではないが、結果としてボランティアの皆さんなどがアスベストの含有が疑われる建築廃材を扱いクリンピア千曲に運んできていたという事実が明らかになったわけです。

こうした現地調査の結果を踏まえて長野市の担当課、及び長野県の担当課と意見交換を行いました。これまでの経過の中でアスベスト対策が行わていたとは言い難い状況についてきちんと検証を行い今後に向けて改善を行うこと、特にレベル3の建築材については災害現地だからこそ積極的に法改正を求めていくことも必要である。また、住民やボランティアへの周知を行うためにも県や市の行政担当者がアスベストに対する認識を共有することが必要。現にこれまで災害地における公務員のアスベストによる公務災害が続いているのであるから。そして、これから行われる公費解体や自主解体においても全国から解体業者が入ってくるので事前の調査の徹底、業者への周知、現場でのアスベスト対策の徹底を行うことを求めました。

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20190526 国有林野管理経営法改正法案

2019-05-26 21:27:33 | 環境・森林

2019年5月26日中日新聞クリックすれば大きくなります。

ググってみると、毎日新聞が追っているが、有料記事のためすべてを見ることができない。

そのほかも。本質的な問題点の指定となっていないような気がする。

少し調べてみることにします。

 

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松枯れ対策について長野県林業総合センターで説明を受ける

2017-09-01 22:58:02 | 環境・森林

 

社民党松本総支部は、9月1日長野県林業総合センターへ、松枯れ問題について学習するため訪れた。当日は宮所長と柳澤研究員に丁寧な対応をしていただき感謝を申し上げます。私は松枯れについて林業総センターでお話を聞くのは2回目となるが、新たな認識もあったので整理しておくことにしました。

1、松枯れの仕組み

①松枯れはマツノザイセンチュウが赤松内で一定の条件の下で増殖することに対して、赤松の防御反応として松自身が出す何らかの物質によって仮道管が詰まり、松が枯れる症状のことをいう。初期の症状としてはマツヤニを出なくなるので、それによってマツノザイセンチュウによる松枯れであることを確認している。

②マツノザイセンチュウは、北米原産の外来種であり、北米の松は耐性をもっている。後に発見されるニセノマツノザイセンチュウは、在来種で赤松は耐性を持っている。現在、マカオ経由でポルトガルに上陸したマツノザイセンチュウによりヨーロッパにも松枯れが拡大しているとのことである。

③マツノザイセンチュウは、赤松の枯損木の中にいるマツノマダラカミキリに寄生し、成虫となったマツノマダラカミキリとともに、一度に400匹(200つがい)のマツノザイセンチュウが赤松に移動し、気温が15℃以上になると繁殖を始める。一度に100ケの卵(50のつがい)を産み、4日後に生育して次の産卵を行う。つまり4日ごとに世代交代をして50倍、50倍と増え続ける。*200×50×50×50×50×50×50×50=312,500,000,000

その後、マツノマダラカミキリの産卵期に再びマツノマダラカミキリに移り、産卵されたマツノマダラカミキリの蛹に移行する。

④マツノマダラカミキリは、赤松の枯損木内で6月中旬頃、羽化して成虫となり、生きている赤松の若い枝の樹皮を食べ、3週間ほどで赤松の枯損木に産卵をして死ぬ。8月から9月にかけて幼虫が発育し、蛹化、6月中旬に羽化して成虫となり枯損木から脱出する。

従来、マツノマダラカミキリは希少種であったが、マツノザイセンチュウが日本に入ってきてから増え始めた。マツノマダラカミキリのメス1匹から100~200ケの卵を産む。だいたい2倍くらいずつ増加していると考えられている。

 

2、防除方法

(1)マツノザイセンチュウ

①マツノザイセンチュウを直接防除することは現在のところできない。センチュウが入る前の松に「殺センチュウ剤」を樹幹注入する。マツノマダラカミキリによって、殺センチュウ剤が注入された松に運ばれてきたセンチュウは死ぬ。

②これまでに松枯れした地帯から実生で出てきた松の中にはマツノザイセンチュウに対する耐性をもつ松もある。しかし、耐性のない松の花粉を受粉するので増やすことは容易ではない。

(2)マツノマダラカミキリ

①幼虫は赤松の枯損木内で生育しているので、羽化脱出前に枯損木を処理することで死滅する。処理の方法は、燻蒸・破砕・焼却の方法がある。6月から10月までに枯れた枯損木(当年枯れ)を翌年5月まで(羽化成虫脱出する前)に処理する。

②成虫は、マツノザイセンチュウが移る前に農薬を散布する。マツノマダラカミキリが農薬が散布された松の枝を食べると死滅する。

3、ポイント

①マツノザイセンチュウを死滅させる効果的方法はない。

②枯れた木は処理しないとマツノザイセンチュウの幼虫の生育場所となる。しかし現在の長野県の松枯れ対策は先端地域に集中的に行うので枯損木については松枯れ対策はしていない。造林事業で対応していく。枯れた松の処理について活用方法を模索している。

③空中散布は生きている松にしか行わない。

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第17回ライチョウ会議長野大会(ライチョウサミット)

2016-10-31 17:02:44 | 環境・森林

 

第17回ライチョウ会議長野大会が大町市で開催され参加しました。入り口ではアルクマやオオマピョン、ガンズ君などが出迎えてくれました。またオープニングでは伊那市出身の歌手湯澤かよこさんの歌がありました。

リレートークで東邦大学の小林篤さんから「ライチョウってどんな鳥~現状と課題」についてお話がありました。(動画あります)

日本ライチョウは北アルプス、乗鞍、御岳、南アルプスにしか日本では生息していません。個体数も減少の一途です。原因はライチョウの食べるお花畑が鹿に食べられて無くなってしまっていることと、本来高山地帯には来るはずのないサルに捕食されるているからです。日本は古(いにしえ)より里と里山、そして奥山ですみ分けがされていて、農耕民族であった日本ではライチョウは神の鳥として大切にされてきました。そのため日本のライチョウは、人間を見ても逃げません。ヨーロッパや北極のライチョウは狩猟の対象であり、人間を見ると逃げます。

続いて静岡大学の増澤武弘さんから「ライチョウが生き続ける山岳環境とその保全について」お話がありました。南アルプス北岳のお花畑はすでに1970年代後半から鹿に食べられ植層が変わってしまっていて、ライチョウの食べる食物が亡くなっていたことが報告されました。(動画あります)

次にテレビでおなじみの三四六さんからライチョウを守るためのアピールがありました。

続いてパネルディスカッションでは、燕山荘の赤沼健至さんから、温暖化の影響で昨年閉山の11月23日には雪がなく、開山する7月15日の1か月前から雪がなかった。ライチョウが子育てをする7月には若葉ではなく青葉に変わっていた。また狐に餌付けをしたのは人間、居座ってライチョウのひなを捕食するようになってしまった。(動画あります)

また今回のライチョウサミットの実行委員長中村浩志さんからは、生態系が変わった原因は人間が鹿やクマとの付き合い方が変わったから。ライチョウを守ることは人間を含む生態系を守ることだと強調されました。

最後に大町宣言が副大会長の牛越大町市長から読み上げられました。(後日、大町市と長野県のHPに掲載予定)

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2013年2月定例会でライチョウに関する質問(再掲)

2016-10-16 08:32:14 | 環境・森林

2013年2月定例議会一般質問

 1、オスプレイの県内飛行訓練への危機管理部としての対応について

(中川博司)ライチョウ、イヌワシの保護についてお伺いをいたします。米海兵隊のオスプレイの訓練飛行について、私は配備も訓練も反対ですが、現実に配備され、沖縄で訓練が連日行われ、あす6日から岩国基地を拠点に九州方面で行われると報じられています。かねてから示されている県内ルートでの低空飛行訓練が今後現実的な問題となる中で、オスプレイの飛行訓練について、危機管理部として、これまでの対応と、実際訓練が始まればどのような影響があると想定をされているのか。危機管理部長にお聞きいたします。

 (危機管理監兼危機管理部長)オスプレイの飛行訓練についての御質問でございます。これまでの対応ということでございますけれども、昨年6月にオスプレイの配備と訓練ルートについて北関東防衛局から説明を受けて以降、県といたしましては、オスプレイの安全性について十分に確認し、その結果を国民にわかりやすく説明すること、安全性への懸念が払拭されない限り、飛行訓練が行われないようにすることの2項目を7月に防衛大臣に要請いたしました。その後、9月に政府として安全性の確認がなされたことを受けまして、飛行訓練経路や訓練内容などの詳細について10月に北関東防衛局長に質問書を提出いたしました。それから、オスプレイの飛行訓練実態を把握するために、12月からは県民からの目撃情報の収集を開始しているところであります。また、本県と同じ訓練ルート上に含まれる新潟県や群馬県とも情報共有のため連絡をとり合っているということでございます。2点目に、訓練により想定される影響についてでございますけれども、具体的にいつから長野県内のどこを飛行するかなど現時点では大変不明な点が多いわけでありまして、このようなことから具体的な影響については申し上げる状況にないということでございます。

2、ライチョウやイヌワシの保護について

(中川博司)昨年7月末に、日本自然保護協会が、絶滅危惧種のイヌワシやクマタカ、ライチョウなど希少な鳥の生息地がオスプレイの低空飛行訓練を行うルートと重なっていることから、騒音などの影響で絶滅の危機に一層追いやられると警告をしています。 そこで、長野県の鳥でもあるライチョウの生態研究の第一人者である信州大学教育学部生態学研究室の中村教授に問い合わせたところ、ライチョウもさることながら、イヌワシやクマタカも音に敏感であるとお話をしてくれました。特別天然記念物のライチョウは、昨年8月に絶滅危惧種のⅡ類からⅠB類へと見直され、国の事業としてライチョウ保護、増殖が行われることとなり、新年度、生息状況調査などの計画をつくり、調査分析を進め、その後の対策を講じることとしています。そこで、これまでライチョウやイヌワシの保護施策は、どのような観点で、どのように取り組んできたのか。また、当初予算ではライチョウの保護費が削減されていますが、なぜなのか。また、今後のライチョウやイヌワシの保護について県としてどう取り組まれるのか。環境部長にお尋ねします。

 (環境部長)ライチョウとイヌワシの保護についてのこれまでの取り組みと今後の取り組みなどについてのお尋ねでございます。まず、ライチョウにつきましてですが、キツネなど天敵の高山帯への侵入などの影響によりまして生息環境の悪化が懸念されております。信州大学の調査によりますと、1980年代には約3,000羽であった全国の個体数が最近では2,000羽以下に減少しているとの推定がなされております。こうした状況を踏まえまして、長野県希少野生動植物保護条例に基づきまして平成21年3月にライチョウの保護回復事業計画を策定いたしまして、ライチョウの生息環境の保全の観点から取り組みを進めてきたところでございます。平成21年度以降、南アルプス南部でありますとか北アルプスの爺ヶ岳周辺におきましてライチョウの生息数等のモニタリング調査を実施しております。また、平成22年度からは、北アルプスの51の山小屋に御協力をいただきましてライチョウポストを設置し、登山者等から目撃情報を収集するとともに、ライチョウ保護の普及啓発を図っているところでございます。とりわけ、平成23年度から2年間は、委託によりまして、北アルプスの爺ヶ岳周辺でライチョウの天敵の出現状況も含めた生息環境の調査を実施いたしました。この調査によりますと、爺ヶ岳周辺ではライチョウの個体数が比較的安定しているというような結果を得ております。なお、こうした生息実態調査は一定期間ごとに行うことを予定してございまして、お尋ねのございましたライチョウ保護費の予算の減額でございますが、本年度で今回の調査が完了したことによるものでございます。それから、ライチョウの今後の保護の取り組みにつきましては、議員御指摘のとおり昨年10月に国のライチョウ保護増殖事業計画が策定されまして、環境省におきましては平成25年度1年間をかけて具体的な保護対策を検討するとしております。この検討に本県も参加することになっておりますので、この機会を通じ、関係機関と連携を図りつつ、国が進める保護対策に協力いたしますとともに、モニタリング調査等に引き続き取り組みながら情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、イヌワシについてでございますが、狩り場の消失でありますとか餌となる動物の減少など生息環境の悪化によりまして、県内の生息数が30から40つがいまで減少しているとの報告が長野イヌワシ研究会よりなされているところでございます。このため、平成19年3月にイヌワシの保護回復事業計画を策定いたしまして、森林環境整備などの生息環境の改善を図り、イヌワシの繁殖率の回復を目指すとの観点から、民間のヘリコプター等の飛行に関しまして営巣場所の回避等を要請するなど取り組みを進めているところでございます。イヌワシの今後の保護の取り組みにつきましては、専門家や保護活動に携わっている皆様方と連携しつつ、つがいの状況を調査するなど、繁殖率の回復を目指しまして引き続き回復事業計画に基づく取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 3、林務部としてのイヌワシ保護の状況について

(中川博司)続いて、国有林の状況についても調査をしたところ、イヌワシの保護を目的に、産卵、子育て期には森林の間伐などの施業は行わないとお聞きしましたが、長野県としては同様の取り組みを行っているのか。林務部長にお伺いします。

 (林務部長)希少な猛禽類の保護の観点から森林整備を実施する場合の配慮についてのお尋ねでございます。イヌワシ、クマタカなどの猛禽類は絶滅が危惧される希少な野生動物であり、民有林の間伐等の森林整備に当たりましても、その繁殖に影響を及ぼさないよう配慮する必要があると考えております。このため、間伐など森林整備を行う事業地やその周辺の森林においては、希少な猛禽類の生息情報に基づき、必要に応じて専門家による生息調査を実施し、営巣を確認した場合には、国有林と同様に、産卵、子育ての期間中の作業を避ける対応をとっております。今後とも、長野県の森林づくりにおいては希少な猛禽類にも配慮して適切な整備を進めてまいります。

 

 4、長野県としてオスプレイの飛行訓練に反対すべきではないか

(中川博司)ライチョウや猛禽類の保護の観点からもオスプレイの飛行訓練に反対すべきであり、少なくともイヌワシの産卵、子育て期2月から6月、ライチョウの産卵、子育て期5月から10月は訓練をさせてはならないと思いますが、知事のお考えをお聞きいたします。

 (阿部知事君)オスプレイの飛行訓練についての御質問でございます。先ほど危機管理部長が御説明申し上げましたとおり、県民のさまざまな懸念に関しまして、県としてこれまでも防衛大臣あて要請を行うとともに、情報収集に努めてきたところであります。引き続き、県民の安全を守るという立場から対応していきたいと考えています。猛禽類の営巣等への影響を懸念する声があるということは承知をしております。ライチョウ、そしてイヌワシともに、種の保存法に基づいて国内希少野生動植物種の指定がなされているわけでありまして、国においても保護増殖事業計画が策定されている希少種であるという現状であります。こうしたことを踏まえて、オスプレイの飛行訓練に関しても、生息環境に十分配慮するように国に求めていきたいと考えています。

(中川博司)ライチョウの保護費が削減をされておりまして、国のこれから行われる事業はこの1年間は調査の研究を行うということになります。ということは、この1年は県として具体的な調査などが行われないということになるものですから、先ほどから申し上げていますように、オスプレイの影響などが考慮されなければならないというふうに思いますので、必要な措置をぜひ環境部でとっていただくようにお願いをしたいというふうに思います。
 また、オスプレイという名前は実は猛禽類のミサゴのことだそうです。イヌワシやクマタカはライチョウの天敵になっているんですが、オスプレイがそのイヌワシやクマタカの天敵になるということになります。
 ぜひ、知事におかれましては、全国知事会でも同様な課題を持つ知事の皆さんと連携をとっていただくことを要請いたしまして、質問を終わらせていただきます。

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長野駅改修工事

2014-12-21 21:26:21 | 環境・森林

善光寺山門をイメージした大庇(おおひさし)や柱を取り付ける工事。善光寺を模した、かつての駅舎の復活を望む市民の声に応えたものらしい。
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10月17日 松本地区育樹祭

2014-10-19 21:21:01 | 環境・森林
 
松本地区育樹祭に行く高速道路で行き合いました。きっと御嶽噴火の捜索の年内中止で帰還するところだと思われます。過酷な状況の中で本当にお疲れさまでした。まだ発見できない方がいるようですが、無念だと思います。


松本地区育樹祭で、麻績小学校四年生の緑の少年団の皆さんが、再来年長野県で開催される全国植樹祭に向けてドングリの実を植えて学校で育てます。
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長野県議会改革・新風県外視察三日目 出雲市役所

2014-07-18 21:29:19 | 環境・森林

会派の県外視察三日目は、出雲市役所で「松くい虫対策・森林再生等基本方針について」調査をいたしました。
長野県でも松くい虫対策には手を焼いていますが、出雲市に置いてもすでに松の81%が松くい虫にやられているという推計値が出ているそうです。
平成20年5月に行ったスミパインMCの空中散布により中高生から目のかゆみなどの症状が訴えられ原因調査を行い、「空中散布が原因である可能性を否定できない」という見解が多数意見となり、「薬剤空中散布はその絶対安全性が確立されるまでは実施しない。薬剤樹幹注入と伐倒薫蒸による対策を行う」ことを基本方針としました。
しかし、広大な面積に対する専門作業員の不足、急峻な地形、多額な予算、空中散布の早期再開を求める地元要望など課題があり、総合的な指針の策定が必要であることから「松枯れ対策再検討委員会」を設置し、「守るべき松林の区域を設定し、薬剤空中散布は実施せず、樹幹注入、伐倒駆除による防除を行うことを答申し、「出雲市松くい虫対策・森林再生等基本方針」を平成24年3月策定しました。松くい虫防除のほか、古損木対策・路網整備・シカ対策・治山対策・森林ボランティアの育成・木質バイオマスの推進などを計画的に行うこととしました。
特徴的なことは、一つには出雲市には、築地松(ついじまつ)と言って暴風林を屋敷の回りに植えてあり景観保全対策として防除事業を行っていること、二つには、昨年、抵抗性アカマツを4950本植えたそうで今後の検証が待たれるところです。
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長野県議会改革・新風県外視察二日目 雲南市

2014-07-17 17:21:36 | 環境・森林

会派の県外視察二日目です。宿泊地の出雲からJRで宍道まで行き、木次線に乗り換えて雲南市にやって来ました。雲南市は、平成16年に6町村が合併してできました。雲南市には、もののけ姫のモデルとなった、たたら製鉄所がありますが、たたらに代わる新たな里山活用として、森林バイオマスエネルギーの活用、里山放牧の推進、コミュニティビジネスの推進をしています。
今回は、森林バイオマスエネルギーの活用について調査を行いました。雲南市では、山中にある切り捨て間伐材や雪害による倒木などを、市民が土場に搬入し、1トンあたり2000円の現金と4000円の地域通貨「里山券」に変えることができます。昨年で、最高85トン持ち込んだ方がいたそうです。


集められた材木は、必要に応じてチップ化し、公共施設へボイラーの燃料として供給をしています。

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