運送会社「スワロートラック」(東京都江戸川区)の運転手、佐々木和義さん(43)=東京都あきる野市=が、ハローワークの求人票に記された労働条件と実際の労働条件が違ったとして、同社に不払いの残業代など205万円の支払いを求め東京地裁に提訴した。求人票の労働条件と実際の労働条件の違いについては、厚生労働省も対策に取り組んでいるが、提訴は珍しい。
訴状などによると、佐々木さんは2014年10月、「基本給28万〜35万円、時間外労働月30時間」などと書かれた同社の求人票をハローワークで見て応募、採用された。だが実際の契約では、基本給は地域の最低賃金を基にし、残業代は定額支払いとされた。佐々木さんは「詳しい説明がないままサインした。求人票での契約が成立している」と主張。実際の残業は月30時間を超え、求人票の労働条件で残業代などを計算すると、8カ月間で200万円を超える不払いがあったとして請求した。スワロートラックは「訴状の内容を承知しておらず
提訴:求人票約束違反 残業代求め、東京の運転手
訴状などによると、佐々木さんは2014年10月、「基本給28万〜35万円、時間外労働月30時間」などと書かれた同社の求人票をハローワークで見て応募、採用された。だが実際の契約では、基本給は地域の最低賃金を基にし、残業代は定額支払いとされた。佐々木さんは「詳しい説明がないままサインした。求人票での契約が成立している」と主張。実際の残業は月30時間を超え、求人票の労働条件で残業代などを計算すると、8カ月間で200万円を超える不払いがあったとして請求した。スワロートラックは「訴状の内容を承知しておらず
提訴:求人票約束違反 残業代求め、東京の運転手