長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

二つの裁判

2012-01-12 09:26:36 | Weblog

裁判の一つは、福知山線の脱線事故に対し、神戸地裁で、山崎前社長に無罪が言い渡された。
裁判なんて、いくらでも有罪が無罪に、無罪が有罪になるように、弁論しだいで、どうにでもなる?ものである。
だから、大会社の前社長ともなれば、優秀な弁護士をつけて、無罪を勝ち取ることも可能となってくるのである。
企業の責任と、個人の責任は違うというけれど、明らかに社長の支持のもとに路線変更だとか過密ダイヤが行われたのである。
事故がおきた後でが、よりいっそうの安全を期するというようなことを現社長は言って入るけれど、ATSを設置して・・・というようなことは言わないのだから、つぎの社長にしても、もし事故が起きた場合にも責任を問えないことになる。
もう一つは小沢元民主党代表に関する政治資金規正法違反の裁判である。
4億円が疑惑の金だという視点から見れば、手元に現金を4億円も置いておくことがおかしい、どのようにして手にいてたものだということになる。
しかしながら、田中角栄や金丸副総理の脱税事件などから学んだ小沢元代表が、銀行に預けておいて出し入れするより、自宅に現金を置いておいたほうが安全だということを実行していたとすれば、4億円が自宅にあっても、少しもおかしくないということになる。
どちらの裁判を見ても、裁判制度が十分機能しているようには、私には見えない。