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脱サラしてコンビニを経営すると儲かるか?
コンビニ経営をすると黒字になるかケースが多いか赤字になるかケースが多いかについてTKCがデータを公表している。そのデータを見るとコンビニ経営の4割は黒字のようだ(平成25年度8月決算~10月決算、集計コンビニ店舗数:推定340店舗)。
黒字店舗数が4割というのはビミョウだが、以前「飲食店経営は赤字が7割」で記載したように飲食店の黒字店舗数3割に比べるとコンビニ経営は黒字割合が多いことがわかる。
コンビニ経営の損益分岐点比率は驚異の98%
飲食店経営に比べてコンビニ経営は黒字割合が多いのだが、その損益分岐点比率は驚きの98%だ(TKC集計)。この98%という数値はとっても高い数値です。
損益分岐点比率が高いほど利益が生じにくくて、赤字への抵抗力がないことを意味している。
コンビニ経営の黒字割合は飲食店よりも多い4割で、損益分岐点比率が98%という数値は、「コンビニ経営者を活かさず殺さず」というFC本部の思惑が垣間見えてしまう。
まさにコンビニ経営はヘビの生殺し状態だ。
※ちなみにコンビニの売上高経常利益率は0.5%、飲食店は3%~5%(業態による)
(いずれもTKC集計)
さらに追い打ちをかけるように最近、都内では、「まいばすけっと」というイオン系の小型スーパーが大量出店し、コンビニ経営を逼迫させている。
※2015年2月、ローソン100が260店舗閉鎖されるというニュースが流れましたが、このこともコンビニ経営が“まいばすけっと出店攻勢”の影響を受けていると推測できる。
このようにコンビニ経営の損益分岐点比率を見る限り、脱サラしてコンビニ経営をしても経営自体が厳しい環境にあることがわかる。
本日のまとめ
脱サラしてコンビニ経営するとヘビの生殺し状態になる可能性がある
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4割が、黒字ということは、6割が赤字。
黒字の大半が、損益分岐点が98%
2%売上がさがれば、赤字になる。
こんな危うい状態がコンビニ経営。
多店舗展開できるほど利益を出す店舗はほんの一握り。
利益をだしているのは、本部だけ。