人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

引き際・決断の難しさ

2023-01-24 19:04:08 | 日記


中日ドラゴンズの平田良介さんもついに引退とニュースで見ました。
ご本人は勿論、ドラゴンズファンもさぞ残念だったと思います。
プロ野球選手の引退ではもちろん平田選手だけではありませんが。
ちょっとした発言がご本人の予測を超えて大きな波紋を呼びました。

「平田選手もついに引退ですね、残念!」

「本当に自分もそう思いますよ。
 ドラゴンズでは数少ない長距離バッターだし、ご本人もまだ活躍できる自信もあったと思うし」

「引退の時期って本当に難しいですよね。
 ご本人のまだまだ出来るという自信と球団から見る現状の実力評価に差異がある、ということでしょう」

「球団としても短期、中期的に見ての選手育成計画もあるでしょうし、我々外野席からは
 見えない世界もあるということを感じますね」

「引退って、当時者にとっては人生の大きな岐路であり決断が難しいことを痛感しますよ」

「スポーツ選手の引退時期って、まだ実力があるのにと思っていてもキッパリ決断する
 選手や、まだまだ現役で頑張るぞ、という選手もあって人それぞれ、という感じでしょ」

「それにしてマスコミの報道は選手がひとこと喋れば何十倍にも拡大してネットで拡散する
 怖さを感じますね。
 大相撲優勝の貴景勝も言っていましたが、何か喋るとその報道に迷わされ、千秋楽まで一切
 インタビューに応じなかったというのは良く分かりますよ」

スポーツ選手は一般的に活躍できる期間が限られ、引退後からのプランを全盛期に考えるべきだと
思ってしまいます。
契約金はいわば退職金の前払いみたいですから。
もちろん引退後に引く手、数多の選手もありますが。

引退と申せばスポーツ選手だけではありません。
にんげんだけでなく競走馬でも静かに引退する馬もあります。
企業でも老害と揶揄される経営者もありますし。

趣味の世界でも退会するときのタイミングとか、がありますね。
会の中で溶け込んでいる間はいいのですが、敬して近づかず、と感じられたら要注意です。
引退とか退会は本人の決断次第ですから。




柿の冷凍

2023-01-23 15:03:45 | 日記
冷凍庫の扉を開くと2ゲ月ほど前に冷凍した柿を発見!
(すっかり忘れていた!)

柿というのは熟してきますと一気にぐちゃぐちゃになります。
それ以前に過剰在庫は冷凍庫へ。
かんたん、ちょっと洗ってそそまま冷凍庫へ。



自然解凍しますが半解凍まで半日は放置です。
スプーンで口に入れますと
(こんな甘い果物って他にない!)
まるで砂糖をまぶしたように。
自然の甘みですから健康的。
すっかり冷えているシャーベットは自然の贈り物です。



試しておられない方は今年の秋にぜひどうぞ。

畑での会話

2023-01-22 10:45:48 | 日記
昨日はちょっと小寒い日でした。
「お久しぶりですね。
 お元気でしたか?
 今日は少し風もあって小寒いですね」


「そうですね。
 今日はネギを採りに来たんです。
 少し寒いけど畑に来ると気分もいいですね。
 実は先日、お医者さんから出来るだけお陽さまに当たった方が風邪になりにくいと
 言われてきたんです。
 できれば30分でも1時間でも、ということで来たんですよ。
 ところで、このホウレンソウ、なかなか大きくならないんです。
 間引きすればもっと早く成長すると思うんですが、その作業する時間が無いんですよ。
 もう少し大ききくなれば差し上げるつもりですよ。」
とご近所の同年配のご婦人が。

 
 
小生もホウレンソウは栽培していて、大半は既に収穫済です。
写真は小生栽培でほぼ同時期に種蒔きし、間引き作業もしています。

にんげんというのは面白いもので、そのご婦人は畑に来られると作業よりも畑仕事仲間のご婦人との
会話が最優先です。
椅子が2脚、畝の間に置いてあり1時間でも2時間でもお喋りを楽しんでおられ、歓談が終われば
畑仕事に取り掛かれます。

歓談優先、その合間に農作業のようです。
「歓談の時間」と「農作業の時間」という同じ時間でもその観念が全く違うということで
(優先順位って、人それぞれ、営利を伴う作業でないし、ナルホドと)
ということで納得しました。
会話する、ということは楽しみのひとつですし特に女性の長会話はいつの世も同じです。
何が優先かという価値観はひとそれぞれですから。

にんげんって、面白いですね。

千字文 (その25)

2023-01-20 19:38:46 | 篆刻
千字文は中国で作られたものですが、これに倣い日本でも子供たちに分かりやすく
日常生活における教訓として「世話千字文」が作られました。
「作られました」と申しましても小生は千字文制作時にはその存在を知りませんでした。





書体は御家流とかいろいろあるようです。
詳しくは「国立図書館 世話千字文」で検索されますと全文を閲覧できます。
子供たちというのは何歳から何歳くらいまでは存じませんが。
漢字の難易度から申せば結構レベルの高い内容と思います。

千字文 その25



作品、右から
杜稾鍾隷  「杜」は人の名で「稾」は草書のことと解説されています
      「鍾」は魏の鍾繇という名で、そのひとの隷書

漆書壁經   漆で書いた文字、壁中より出た経書がある
       壁經は孔子の旧宅の壁中より出てきた経書のこと

  漢の霊帝は命令して嵩山の石壁に漆で文字を書かせた、という解説になっています
 説明にある漆で石壁に書かせたというのはイメージ的には写真のような感じと思います。

 
 
 以前、泰山に登った折、多くの石壁に文字が刻まれていて驚いた記憶があります。
 泰山は始皇帝が封禅の儀をした聖山ですが。

府羅將相   役所には将軍や宰相がならび

路俠槐卿   都の大路には道を挟んで公卿たちがならぶ

戸封八縣  (功臣には)八県の封戸を与え

封戸というのは貴族的な人に与える俸禄制度です



アルバムの整理

2023-01-18 15:25:20 | 日記
何事も、その気になった時がチャンスです。
今は真冬、外出機会も1年で最も少ない時期ですから屋内作業に好適です。
写真アルバムの整理です。
息子か孫が家を継いだときを考えますとアルバムの写真の整理基準が彼らには判断しにくいことと考えて、です。
被写体の名前やグループ写真では相関関係は分からないでしょうから、説明の添付も必要です。

衣服などは全て廃棄することはカンタンですが、写真というのはその1枚に様々な記録が刻まれていることです。
単なるモノではありません。





断捨離ということばが普及していますが、写真整理だけは自分たちの優先的義務的作業と考えてのことです。

資料的な価値を感じる終戦直後のモノ黒写真は現在のLサイズよりぐっと小さいです。
これは平凡な写真でも捨てきれません。
戦時中、召集令状による親族の出征に赴くときの集合写真はとても貴重でアルバムに残しました。
写真を見ますと出征当人、家族や親族の表情にも緊張感を感じます。

過去を懐かしく振り返るだけでなく、人生は赤ん坊の時から長い歴史があって現在に繋がっています。
1日1日の暮らしの積み重ねを家族の歴史として数冊に集約し、残りの写真を付録的に全体の1~2割程度にする予定です。

我が姿を振り返りますとスマートな体形から随分と変化の道を当然ながらひどい状況を辿っています!
(日頃の食生活、過ごし方からナットク、郷ひろみさんとは全く違います)
そして現在もその現象は進行中ですが。
写真は嘘をつかないということを実感いたします。

最近は撮影してもほとんどプリントせず、USB,HDD,DVDなどの記録媒体に保存しておしまいです。
でもこうした記録媒体も寿命があるそうですから紙による記録とは長期保存性ではちょっと違うようです。





「家族の肖像」は1990年発行で100家族が掲載され、小遊三師匠一家、千代の富士一家なども。
写真というのは多くの言葉を使っても説明できないストーリーを感じます。
写真は作家の邱永漢一家です。