例によって徽宗の書です。
下記、篆刻作品の4番目から出てきます。
千字文 その24です。
写真右から
弁轉疑星 冠がめぐり連なり、星と見間違うほどである
(弁)毛皮のかんむり。
右通廣内 (正殿に向かって)右は廣内(図書室)に通じ
図書室には経書などがあったという
左達承明 左は承明殿にいたる
漢代、宮殿の名
既集憤典 墳典を集め
(墳典とは三皇・五帝の事蹟を述べた書物)
亦聚群英 また優れた学者たちを集めた
始皇帝は焚書坑儒で儒者を殺し、経書も悉く焼いたことは有名ですが、漢代には多くの儒者を集めて
経書を討論させたそうです。
正殿は例えば紫禁城の太和殿のような建物を指します。
千字文は2千年以上も前の中国古代の事項が出てきますので理解が難しいです。
小生は学者でもなく引用しているだけですが。
篆刻・千字文は原則5日、20日にブログアップしていますが新年早々、忘れていました。