今年の干支はネズミですが、どちらかと申せば嫌われものです。
例外はディズニーのミッキーマウスでしょうか。
鼠はネズミでも白ハツカネズミとか。
写真は東京国立博物館所蔵の伊万里焼染付大根鼠大皿です。
白鼠は大黒様の使いで豊穣の神です。
鼠が大根を食べている→だいこ食う→ダイコクとなります。
白い大根の二股はご婦人の脚。
まだ小学生の頃だったでしょうか、
(独楽鼠‐こまねずみ‐のように朝から晩まで働いて働いて)
という言葉を耳にした記憶があります。
戦中戦後の時代、その日の食べ物にも事欠いて寝食忘れてみんな働いたんですね。
篆刻作品は作品の制作年を干支で記します。
今年は庚子(かのえね)ですので「令和2年1月」は「庚子孟春」などと記します。
(孟は初めという意味です)
新暦と旧暦ではざっと約1ケ月弱ずれますので旧暦の1月は新暦のほぼ2月になりますので
「春の初め」という表示でも違和感ありません。
忠臣蔵の討ち入りは元禄15年12月14日(旧暦)ですがTV放映などでは新暦の12月14日に
されますので混乱いたします。(当時の12月14日は現在の新暦では1月30日)
江戸時代は旧暦でしたので本来は新暦の1月30日に放映するのが正しいことになります。
干支に纏わるエピソードは結構沢山あります。