瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

夢、茶目っ気と小心

2006年02月27日 | 夢日記
今月の11日か12日に見て、ずっと気になっていた夢がある。

私は、4人ほどのメンバーとともに、ある心理療法家に研修を受けていた。その日、4人のうち一人の男性が来なかった。「彼は来ないけど、何もせずに待っていないで研修を始めましょう」と私が提案した。私が、彼の役になって心理療法のロールプレーイングをしてもよいと申し出た。私がクライエント役で彼を演じ、他の誰かが療法家役をやって、体験的な学習をするわけだ。

私は、彼になりきって彼の悩みを語った。かなりうまく出来たと思った。指導者である心理療法家は、それを見て「なるほど彼の悩みはよく出ていたが、実際の彼はもっと明るさと茶目っ気があるよ」と言った。私は、なるほどそうかも知れないと思った。

そこで目覚めたのだが、目覚めたとき、私がその役をやった彼が、現実には非常に小心な男であることを思い出した。

この夢が面白いのは、夢には実際には出てこない男の役を私が夢の中で演じている、ということである。私が演じた彼は、私のシャドウ(影)であろう。私の中の抑圧された一面である。私は、夢の中でその男を演じようとして演じきっていなかったのだ。つまり、私は、私の中の明るくて茶目っ気のある部分と、小心な部分とを演じていなかたったのである。この二面を自覚的に生きよというのが夢のメッセージであろう。

あの夢以来、私は自分の中の茶目っ気の部分を半ば意識的に出そうとしているし、実際に出ているようだ。また自分の中の小心なところを素直に認めていこうと思った。