チャングムの誓い・完全版 vol.16 真心

先週は、自分の才能にうぬぼれて、
「最高の材料」と「テクニック」があれば良い料理が出来ると勘違いしてしまい、
調理の競い合いに敗れてしまったチャングム。。。
（それじゃチェ尚官と一緒になっちゃうよ～。）
チェ尚官は、最後まで何故勝てたか解ってませんでしたが。

ハン尚官は、そんなチャングムに厳しい判断と試練を与えます。
皇后をお世話していた尚宮が病気療養している場所に
派遣させることにしたのです。
謝罪するチャングムを許しませんでした。

「競い合いなど、宮中では大したことではないのに、
　それで揺らぐ子は必要ありません。
　宮中では、あらゆる声がかかります。
　脅迫もあれば誘惑もある。
　莫大な富をちらつかされることも・・・・。
　信念を貫く強さがなければ、水剌間に残っても、無駄なことです。」

ハン尚宮の厳しさは、チャングムを長い目で見た上での指導なのでしょう。
目先のことだけでない、深い愛情。。
ハン尚官も辛かったのでしょうね。良い指導者です。

チャングムの居た地位、上級女官に次々と新たな挑戦者が現れます。
「水をもってくるように。」
「１００種類の山菜を見つけてくるように。」
「味を描くように。」
懐かしい課題です。チビチャングム登場（かわいい＾＾）、、。
チャングムがやった課題にみんな敗れます。沈没です。。
誰一人として、こなせませんでした。

チャングムは、ドックおじさんが派遣されている療養場所ウナム寺へ着きます。
ですが、ショックで動けません。無気力になってます。
ここで思いがけずにチャングム、チョンホと出会います。
チョンホの優しさに癒され、元気を取り戻していくチャングムでした。

その後この寺の干した山菜を食べたチャングムは驚愕します。
宮廷以上の味なのです。
こんな何もないところなのに・・・。
食材を用意する寺の男に秘訣を教えてもらおうとするチャングム。
寺の男は秘訣なんてないと言います。
寺の男は、干して日が暮れるころにしまうという繰り返す作業だけ。
トックなどは、そんな仕事をとバカにしています。

秘訣を教えてほしく、寺の男につきまとうチャングム。
秘訣なんてない、と繰り返す寺の男。
ようやくチャングムは答えをみつけます。

ホントに秘訣なんて何もなかったのです。
山菜の日干しも、尚宮様の米も、
干してはしまうことの毎日の繰り返しを充分に重ねることだと気づきます。
つまり、真心と手間が大事なのだと。。。

やっと、やっと、ハン尚官の真意に気付くチャングム。

「ハン尚宮様を恨めしく思ってました。
　結果が出ないから、厳しく当たれるのだと思ったのです。
　確かに私は必死にやりましたが、間違ってました。
　私がした努力は、人に勝つための努力でした。
　ここに来ても、秘訣を聞き出す努力だけです。
　でも、気づきました。
　真心と手間がすべてだったのです。
　私が小細工をして、早く乾かした米ではなく・・・。
　尚宮様のお心に届いたのは、お寺のおじさんのお米だけでした。
　だから、ハン尚宮様は、”才能が、あだに”と、おっしゃったのですね。」

またひとつ成長したチャングム。
さて、来週には宮中に戻れるのでしょうか？