とりあえずムーサのところに行ってみる。
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「なんかアルゴルに無茶振りされましたけど」
「書いてみればいい」
「まあそういうでしょうね。あなたは」
「せっかくアルゴルからデータももらっているようだし」
イメージ的に大きなデータの塊を、小さなパケットで分割して送られている感じはする。
「とりあえず、脚本とか気負わず、小説でも書いてみたら?
気軽な感じで。
聖書の内容を下敷きにして書けばいいだけだよ」
まあわかりましたよ、とりあえずやってみます。
と言って、最初になにを題材に書けばいいの?と聞いたら
「カインとアベル」とでてくる。
「ええ?あれを?」
「やってみるといいさ」