呑みこまれたら、呑み込みかえせ
というアルゴルの言葉に触発されたのか、夜寝ていたらウロウロと考え事をしていて、で「あーまただめか」みたいな思考が一瞬でてきた。
その一瞬の思考を、目を見開いて捕まえたかんじ。
掴まえてみたら、ずるずると黒い投網、ネットワークみたいなかんじのもの。
たぶんこれは「失敗を繰り返す、何度でも失敗する」という集団無意識。
こんなものに飲み込まれるのは業腹だから、呑み込みかえせ。
この集団無意識の内にいるのは私ではない。
ビジョンで、自分の身体がケートゥスになる。
海獣、鯨ににた巨大な海の怪物。
それは、この「失敗をくりかえす」集団無意識を捕食する。
捕食者の頂点。
捕食したら、喰ったらどうしようか?
そう考えると、胎のなかで喰った集団無意識が反転する。
「失敗の繰り返しからの脱却」「何度でも成功する」「成功の強化」
みたいな言葉がパーっとでる。
ハンターハンターのキメラアントの王メルエムが、食えば食うほど強くなるという設定だが、自分もそうすればいい。
気がつけば、周囲に無数の集団無意識がある。
二つ三つ、なんとなく気に食わないネットワーク、集団無意識があるのでそれも捕食する。
反転させたり、粉々に消火されたり。
どちらにしろ、自分の栄養、エネルギー、意図のスピード化になる。
気に食わなければ、食べればいいのだ。
集団無意識は、いくらでも発生する。
餌をつくりだすのは、感情に揺さぶられたり自軸をもたなかったり、自発性がない人間。
そこに安住する人間は、自ら餌の供給源となる道を選んだのだ。
だったら、私のような捕食者が、強者が、それを食べて何が悪い?
ここは意図の世界。主体性の世界。
周囲に揺さぶられながら生きる人間は、捕食者の供給源だ。