ムーサなどの力をかりて高次存在に聞いてみる。
===
「かに座が豊かさなどの糸口になるって聞いたけど」
「それをKなりに整理してごらん」
「えーっと、四番目のサインなんだよね。
松村先生の完全マスター西洋占星術の本をひさしぶりに見返したら「1、2、3」の次の4と書かれていてハッとしたんだけど・・・1、2、3を人間の基本的な成長や一旦の完成としたときに、4というのは「交わる」ということだよね。まあ1、2、3の流れを停止するという意味もあるし、コピーや拡大もあるけど。
1、2、3を人間的な社会において、とりあえず自立できた形とみなしたときに、4というのは違う要素と交わるとか、人間の常識からの脱却、物質から非物質への以降・・・つまり半非物質であるエーテル体、気、プラーナなどへの気づきともとれるかな。
人間社会の成功者が、よく先祖を大切にするとか神社仏閣やパワースポットを大事にするなんて話を聞くけど、これもそうでしょ。見えないけど感じられるものへの傾聴。
4というのは、円に4点おくとグランドクロスで90度の角度が4つあるもの。縦横の重なり。まあハートチャクラともいうけどね。縦だけではなく横。縦からみたら横は制止だし、横から見たら縦も然り。
で、かにというシンボルは水、感情、活動する水。これは人の縁とか交流が活発におきることで、他の水サインよりも「横」に活発におきるし、数字としても根本的。8はさそりで固定、12は魚で柔軟。
他の活動サインの火、風、土より「人と人」との交流にむいている。そしてエネルギー交換や循環の結果、お金、貨幣、人、ものが動くので経済的な作用に強そう。
1は火、2は土、3は風。これで人間個人は完成する。アダムは神の火、息吹、泥からつくられたように。そこから「広がる」のは4。つまり、始祖となるものからさらに人間が増え、氏族をつくり、交流がうまれ、世界が広がる。楽園追放ともいえるのは、大いなる存在とのつながりが切れたことを指すとおもうから、そこは4の本質とはまた違う気がするけどね。
個人的には、かに座の一側面である母、土地、月、家のネガティブ面に気を取られていたかも」
「かに座のサインは奥深いし、ここを追求すると物質的な幸せにつながることも多いよ。
人間の幸せは、たしかにお金や物質だけではないけど、それがなくて自由を得られないひとも多い。
そのあたり注意深く見てみるといいよ」