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トートタロットでパスワーク:3女帝と人間の悪

2022-06-26 16:32:39 | 悪魔との対話

身体上でいう生命の樹の経路、3女帝が気になる。

なので、3女帝のところに変性意識で行った。

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開口一番「遅かったわね」と言われる。

そして、ん?と気づく。

なんで毎回「遅かった」と言われるんだろう。

そもそも、毎回自分にとってベストなタイミングで訪れているはず、設定なのに。

なぜ毎回、この存在に「遅い」と言われるのか?

「あら、そこに気がついた?」と言われる。

「簡単にいうと、マウンティングチェックですね」

と、アルゴルがいきなり現れて言う。

「あなたが初期のころに探索したイメージ、情報にまだ引っ張られていたり、存在によっては、向こうのほうが上という意識がまだ残っていたのです。

あと、時間概念について設定しましたからね。

今日気づいたというのは、そういう非物質的マウンティングの克服や、時間概念が順調に書きかわったことを意味します」

「なるほどね〜」

「そういうこと」と3女帝がいう。

「あなたのなかで、私は『遅い』と言ってくる人、という設定ができていたのよね。

まあ、挨拶的なものだなと思うのならいいんだけど。

あなたはちょっと、3女帝に対して、すこし特別視している部分があるから、それをこのタイミングで是正したのよ。

3だけ特別視すると、それはそれでバランス取りづらいからね」

そういうことかと納得する。

そういえば気づいたが、トートタロットだと3女帝はあまり記憶にない。

「それなら行って来ればいいわ」といわれる。

急に世界が暗転する。

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真っ暗な世界。

「犯罪の創造性」という言葉。

死、罪、拷問、リンチ、悪、毒。

戦争、武器、境界争い。大虐殺。

そういう領域の創造性、天才性という言葉。

時折、人が殺し合ったり争ったりする場面が光の加減で見える。

「まあ、これも創造性なのよね。人間は受け入れ難いかもしれないけど」

キセルを使う色っぽい女帝が見える。

「人が忌む大虐殺の手練手管。洗脳、心理戦。

それらも創造性なのよ。偉大なね。

包丁を料理に使うか、人を殺すのに使うか。それだけ」

ビジョンに、昔の独逸が中心になった悲劇や、ヒロシマ・ナガサキの悲劇などが入ってくる。

「あれを興した人、かかわった中心人物たちも、天賦の才能をもった人たちなのよ」

女帝が淡々という。

「どう使ったか、だけの問題。

で、自分がそれを実際に体験して怒りや悲しみをもつのは自由だけど。

自分が体験していない、これらの悲劇に、必要以上に感情を向けすぎるのも問題なのよね。

もう人類の歴史は、悪と罪と殺しの歴史といっても過言ではない。

攻める、滅ぼす、蹂躙する。

人類は皆、人殺しの血をひいているのよ。

人殺したちの子供たちが、あなたたち今の人類。

でも別に、それで悲嘆も落胆もする必要はないわ。

だって、あなたたちは正しく使ったのだから。創造性を。

正しく、「あなたたちが悪と意図すること」に使っただけだから。

淡々と女帝が告げる。

「だから、これくらいで動揺して悲観する人間は甘ちゃんね。

まあ動揺すらも、自分の信念体系の隙間作りに役立つのだけれど。

そこになまた悲嘆の感情をくっつけたままだと、意味ないわね」