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「待」という字と概念

2022-11-26 14:57:30 | 東洋思想・易経

待つ、という言葉に、個人的には退屈とか苦しいみたいな感情が若干ある。

なぜだろう、と思うと、時間への抵抗感があった時の名残みたいなもの。

そもそも「待」という漢字は何か?と思い、いくつか調べてみる。

https://kotobank.jp/word/待%28漢字%29-2788740

ここでは

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[訓義]
1. まつ、まちうける。
2. ふせぐ、そなえる、もてなす、あてにする。

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としている。

ただ待っているのではなく、防いだり備えたり饗す、の意味もあるようだ。

 

また、『〔説文〕二下に「竢(ま)つなり』とある。

https://kotobank.jp/word/俟%28漢字%29-2787173

竢は俟の異体字だそうだ。

『声符は矣(い)。矣は喩(ゆ)母の字で、也(や)に施(し)、羊(よう)に(祥)(しよう)の声があるように、矣に俟(し)の声がある。矣は厶(し)(耜(すき)の象形字(し)の楷書形)に呪器としての矢を加えたもので、厶を清める意。字はまた竢に作り、立は位、儀礼の場所をいう。〔詩、風、静女〕「我を隅に俟つ」とあり、それが正訓であろう。〔説文〕八上に「大なり」とするのは、〔詩、小雅、吉日〕「(へうへう)俟俟(しし)として 或いは群し或いは友(つれだ)つ」のように用いる状態詞からの訓であろう。』

とある。

矣、は

https://kotobank.jp/word/矣%28漢字%29-2784478

スキを呪術的に清める、という意味がある。

 

以上を考えると「待」という漢字の源流には

呪術や儀礼的なもの、大きなもの、備え、などなどの意味が含まれている。

待つ、というのは備える期間であり、大きなものを動かしたり、術や儀式を通じて動く・動かすということなのかもしれない。

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