京都・御金神社に祀られている金山毘古命(かなやまひこのみこと)に非物質で会う。
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F27に行く、
THE天狗、という姿の存在がいる。
「あなたが金山毘古命?」
「そうだ、お主が意図している側面の、な」
もういちど意図をたてる。
「私が立てている人間の意図にとって、一番役立つ、効率良い、最適化された、生産性の高い探索を自分のガイドやヘルパー達の助けもかりて行う」
そうしても姿に変化がない。
「満足か?」と金山毘古命が言う。
「はい」
さて、金山毘古命に会おうとは思ったけど、何をすべきか。
「聞いてみてください。お金とは何かって」とエンゼルさん。
「へ?」そんな抽象的な。でも聞いてみよう。
「お金とは、愛だ」と、金山毘古命は答える。
「愛ですか」
「そうだ、愛だ」
「ほかに言い換えは?」
「特にない」
「愛とはなんですか?」
「お主が、ヒマラヤ聖者の本を読んでいたなかにある、宇宙全てをいいあらわす、指し示す時の意味のものだ」
「なるほど。それは優等生的な答えですね」
「しかし、それ以外に答えるより他はない。
ワシがもっと意味を限定してしまうと、それはそれで困ったことになる」
ん?この神は、結構根本というか、物質世界より「遠い」存在なのか?
そう考えるとニヤリと笑う。
「まあまあかな」と答える。
「さて、用件を言おう。
簡単に言うと、もっとお金に好かれてもらう。愛されてもらう。
そちらの言葉の加護みたいなもんか?それをかけにきた」
「それはどうも」
一瞬、ヘパ・・・という言葉が見える。
「とりあえず、ワシの名、金山毘古命の名のもとに行うが
へーパイストスなど諸外国の似たような神と同様になる。
日本にいる間は日本の、
諸外国にいるときは、その文化や強い神の加護になる」
「なるほど」
杖の先から光が螺旋状にでて、私の体をつつむ。
魔法少女かよ、とつっこむ。
「お主のイメージがそんな貧弱だから悪い」
「すみませんねー天狗様に魔法少女とか言って」
「こちらからしたら、どうでもいいが」
「ですよね」
そんなことを言っていたら、終了したらしい。
「エンゼルさん、あと何かやることあるの?」
「ハグしてください。この神と」
他のガイド達に確認しても、問題ないとのこと。
天狗な姿のこの神とハグ。
「愛し子よ・・・」とつぶやき、一瞬眩い光をはなって消えた。
「終了です」とエンゼルさん。
「いやにロマンチックな演出する神だね」
「もともとはそういう神ですから」
「ああ、へーパイストスと源泉が(たぶん)同じだからかね」
「そのへんはノーコメントです」
エンゼルさん、それめっちゃ棒読みだよね、とつっこむ。