(レスキューのルール)
ロボットがレッドゾーンに完全に入った後は、審判は一切の手出しをしません。 たとえ、ロボットが壊れようと、ひっくり返ろうと、全く動かなくなろうと、火を噴こうと・・・これは無いか。 被災者を発見すれば、得点となり、被災者を誤発見すれば減点となります。 チームメンバーはロボットがゴールするのを待つか、リタイヤを宣言するしかありません。(または10分の時間切れを待ちます。)
ただし、ロボットがレッドゾーンの入り口から完全に出てしまった場合には、競技進行停止の20秒のカウントを開始します。 もし、20秒以内にロボットが再びレッドゾーンに戻れなければ、競技進行指定のペナルティ(-5点)をとられて、審判がレッドゾーンの入り口に向けてロボットを置き直します。
今年の関東ブロック大会では、レッドゾーンに障害物(邪魔物)が置かれていました。 この障害物は、ルール上の障害物ではないので、もちろん回避してもポイントとなりません。 関東では、この障害物(邪魔物)は固定されるべきものという認識でしたので、ロボットが近づくと審判が上から押さえました。
ちなみに「M&Y」のロボットは・・・
今年の関東ブロック大会で初めて「決め打ち作戦」を披露しました。
それまでは「馬鹿の一つ覚え」の「おそうじ方式」をずっと続けていました。 しかし、障害物があると、どうしてもうまくいきませんでした。 昨年の全国大会のときに、レッドゾーンに障害物が2個も置かれており、ゴールに近い障害物に乗り上げてひっくり返る寸前にリタイアした、苦い経験がありました。 あのとき、咄嗟にリタイアしていなかったらアトランタへのキップは・・・M ぐっじょ!
2008年ルールからは、傾斜路もレッドゾーンの一部になるようです。 個人的には将来はすべての部屋がレッドゾーンになるのではないかと想像しています。(黒線が全く無くなって、スタートしたあとは、見守るだけで競技進行停止もない。) って飛躍しすぎですかね。
注2012.10.5
「ロボットがレッドゾーンに入ったら、競技進行停止を取らない」というのは、日本でのローカルルールだったようです。 世界大会では、レッドゾーンでも、競技進行停止があります。