前の記事はこちら 親指シフトキーボードプロジェクト その6 - Re: The history of "M&Y"
さて、とりあえずキーボードの形になった、XD60を使ってみます。
なんか、普通に使えそうなのですが・・・まずは、どこに何のキーがあるのかを調査です。
キーを押してみて、何が入力されるか確認して、こんな表ができました。
「???」の部分は、何も入力されないような感じのところで、不明です。
(特に制御キーは分からないですよねぇ)
上の表をぱっと見ると、日本語キーボードとして、記号などもある程度は網羅している感じです。ただ「カタカナ/ひらがな」や「変換」「無変換」などが無いので、肝心の日本語入力ができませんが、通常の英文字、記号、数字は入力できそうです。
あと足りないのは「¥」と「_(アンダーバー)」ですね。
さて、ここからが本番です。
このXD60を親指シフトキーボートにする作業に入ります。
まずは、先人の知恵を使わせて頂くのに、参考にさせて頂いたのがここです。
まず、
C:\Users\(ユーザー名)\qmk_firmware\keyboards\xiudi\xd60\keymaps\nicola
をディレクトリごと、バックアップしました。
ここまで準備ができたら、QMK MSYSを起動します。
qmk compile -kb xiudi/xd60/rev3 -km nicola
を入力します。
しばらくすると、
C:\Users\(ユーザー名)\qmk_firmware に xiudi_xd60_rev3_nicola.hex ができます。
これをXD60に書き込みます。
XD60をPCに接続する時に Space + B を押しながらUSBケーブルを挿します。
そして、QMS SYS に
qmk flash -kb xiudi/xd60/rev3 -km nicola
を入力します。
少しすると、書き込みが終わります。
この状態で、とりあえずの親指シフトの入力ができました。
FN(手前左端)+右SPACE で親指シフトモードに入ります。
FN(手前左端)+左SPACE で親指シフトモードから出ます。
「とりあえず」というのは、原作者は矢印キーが無いバージョンのものを提供しているので、私が準備したハードと、ちょっとだけ差異があるからです。
今後、この差異の部分を研究して作り込んでいく必要があります。
※XD60に書きこみをする時に、リセット(RESET)の操作をしますが、PCBの裏のボタンを押すことでRESETができました。(USBケーブルの抜き挿しは必要ないってこと)