運良く世界大会の出場権を獲得した「M&Y」ですが、出場するためにいろいろやらなければなりません。
(1)大会へ出場するための手続き
(2)往復の航空券の手配
(3)ホテルの予約
下の2つはあたりまえの話ですが、出場するための手続きが面倒でした。(いわゆるレジストというものです。) 今回はチーム毎に世界大会への参加申し込みをする必要があるようです。 大会のHP(もちろん英語)にアクセスして、チーム名や氏名などを入れていきます。 最後には参加費用を支払うためのクレジットカード番号を入れます。(ちょっと不安になります。) 心配なので一画面毎にハードコピーを取ります。 でもなんとか終了しました。 4人分で298.7USドルです。(半端な数字は消費税のためらしい) 参加費用だけで4万円弱かかってしまいました。 これに旅行代金をいれたら、我が家の経済状態はどうなるのだろうと考えてしまいます。 ロボカップって貧乏人は参加しちゃいけないものですね。
ちなみに、チーム参加費(メンター1人分含む)100USドル チームメンバー75USドル その他大人40USドルでした。
この手続きの中で、メールアドレスを登録することになっておりました。 この登録したメールアドレス が、世界大会のホームページ上で(全チーム分)公開されてしまいました。 それ以降、スパムメールが山のように来ます。 メールアドレスを変えるしかないですね。 日本だったら、訴えられるのではないでしょうか? アメリカでは問題にならないのでしょうか。
教訓:大会に登録する場合には、捨てても良いメールアドレスを登録すること。 世界大会のホームページにはメンターのフルネームも書かれていますので・・・。 私の名前入りのスパムメールがたくさん来ます。 困ったものです。
移動手段の方は、日通がロボカップジュニア用のツアーを用意してくれて(添乗員も付くらしい)それに参加すれば楽チンなのですが・・・結構悩みました。
私自身、飛行機が苦手です。 特に長時間狭いところに座っているのが苦手です。ですので、なるべく短い時間で済ませたいという思いがあり、直行便のリクエストを出しました。 ですので、ツアーでなく個人で航空券を手配することにしました。 でもこれは結構簡単でした。 JTBに電話して「アトランタまで4人、出発はx月x日、帰りはx月x日」と言うだけでしたから。 結局行き(往路)は直行便が満員(安チケットの席が)で、ロサンジェルス乗換えとなってしまいましたが、帰り(復路)は直行便が予約できました。
ホテルは、世界大会のホームページを何回も読み直して、会場になるべく近いところをピックアップして「Georgia Tech Hotel(ジョージアテックホテル)」にしました。 会場までロボカップのバスが巡回してくれるようだし、なんとか歩いてもいける距離でした。(こちらは家内が予約してくれました) クィーンサイズのベットが2つの部屋なので、親子4人で一部屋で予約しました。(実際、4人で1部屋でも狭く感じませんでした)
結果的には、このホテルの選択は大成功でした。 ツアー以外で参加した日本のチームがほとんどこのホテルを選択しており(特にダンスチーム)一緒に行動することが出来ました。
ホテルには無料の洗濯機、乾燥機(1台ずつでしたが)があり、家内が何回も通いました。 他の日本チームの家族との奪い合い(笑)だったそうです。
最後の難関が、英語です。 ロボットの特徴や仕組み、苦労した点などを英語で説明しなければなりません。 そしてプレゼンポスターを英語で作成しなければなりません。 日本語で作成したプレゼン資料を翻訳サイトで変換したものを作成し、Mの学校の先生達に直してもらいました。 Mは、協力してもらって作成したプレゼンポスターを英語で説明できるように何回も練習しました。
家内は、マルチチームを組む外国のチームへのお土産として、扇子、日本的な絵が書かれているクリアファイル、折り紙やシール、寿司の形をしたケシゴム、手ぬぐいなどを用意しました。
MとYが、大会で配りまくる名刺も用意しました。 (子供の大会参加にかこつけて、親が楽しんでいました。)
さあ、あとは、行くだけです。
世界大会用のロボットも、全国大会のものとほとんど変わりません。 ただ、全国大会のプレゼンを見ていくと、水銀スイッチを使ったチームが何チームかありました。 これなら2階になったことが容易に分かるかもしれない。 ということになり、水銀スイッチを探しました。 しかし、水銀スイッチは(水銀が環境上よくないということで)製造中止になったようで、なかなか見つかりません。 その代替品ということで、転倒スイッチや傾斜スイッチなどを試してみました。 結局、インターネットで水銀スイッチを検索して、町田の電気屋で手にいれることができました。 今回は水銀スイッチで坂道を感知して、平地→坂道→平地 で2階と判断するようにしました。 この実験はさすがに自宅で出来ないので、何回か杉並区の科学館に伺い、競技台を使用させていただきました。
プログラムの方は、上記の水銀スイッチ対応をしたのと、被災者を発見したあとの車体の回転をより大きな範囲にし、黒線をより確実に探索するようになりました。 (全国大会の決勝で一人目の被災者を発見したあと、黒線を外れた苦い経験があるので。)
1行目「運用く」⇒「運良く」
本当です!どっかの企業についてもらえないかしら?ウチは個人でロボットも材料のLEGOも全部個人持ち。「THE LATEST」の2段積みはビックリ!さらに、大阪でRCXをグラインダーで削ったときはさらにビックリ!
ついていけましぇ~~~ん。