今回のお題は「ロボットの構成・組み立て」です。
2.2 Construction
2.2.1 Any robot kit or building blocks, either available on the market or built from raw hardware, may be used as long as the design and construction of the robot are primarily and substantially the original work of the students.
2.2.2 Teams are not permitted to use any commercially produced robot kits or sensors components that are specifically designed or marketed to complete any single major task of RoboCupJunior Rescue. Robots that do not comply will face immediate disqualification from the tournament. If there is any doubt, teams should consult the Technical Committee (TC) prior to the competition.
2.2.3 For the safety of participants and spectators, only lasers of class 1 and 2 are allowed. This will be checked during inspection. Teams using lasers must be able to show the sensor’s data/information sheet.
2.2.4 Bluetooth Class 2, 3 and ZigBee communications are the only wireless communication types allowed in RoboCupJunior. Robots that have other types of wireless communications will need to be removed or disabled to prevent possible interference with other leagues competing in RoboCup. If the robot has equipment for other forms of wireless communication, the team must prove that they have been disabled. Robots that do not comply may face immediate disqualification from the tournament.
2.2.5 Robots may incur damage by falling off the field, making contact with another robot, or making contact with field elements. The organizing committee cannot anticipate all potential situations where damage to the robot may occur. Teams should ensure that all active elements on a robot are properly protected with resistant materials. For example, electrical circuits must be protected from all human contact and direct contact with other robots and field elements.
2.2.6 When batteries are transported or moved, it is recommended that safety bags be used. Reasonable efforts should be made to ensure that robots avoid short circuits and chemical or air leaks.
2.2 ロボットの構成・組み立て
2.2.1 設計と製作がチームメンバーによるものである限り、どのようなロボットキットまたはブロックも使用可能です(一般に販売されているものでも、部品を集めて制作したものであっても)
2.2.2 ロボカップジュニアのレスキュー競技用に特化して作られた市販のロボットや市販のセンサーは使用できません。遵守しないロボットは競技への参加資格を失うことがあります。利用できるか心配な場合は、競技会の前に技術委員会(TC)に確認することができます。
2.2.3参加者と見物人の安全のために、レーザーはclass1 と class2 のみ使用可能です。(検査でチェックします。)レーザーを使用するチームは、センサーのデータや情報シートを提示する必要があります。
2.2.4 Bluetooth Class2-3 と ZigBeeだけが、ロボカップジュニアで使用可能な無線です。 ロボットに他の無線通信の機能がある場合は、ロボカップの他の競技に影響があるかもしれないので、それらを取り除くか無効にしなければなりません。 ロボットに他の種類の無線通信機能を搭載している場合には、チームはそれらが機能しないことを証明しなければなりません。対応できないロボットは競技への参加資格を失うことがあります。
2.2.5 ロボットは、フィールドから落ちたり、他のロボットやフィールド内で何かと接触したりして、損傷を受けることがあります。
競技運営者が、ロボットが損傷を受ける可能性があるすべての状況を想定することができる訳ではありません。チームは、ロボットに搭載されているすべての機構が保護されていなければなりません。 たとえば、電気回路は他のロボットやフィールド内のもの、人間の接触から保護されなければなりません。
2.2.6電池を輸送または移動するときは、安全バッグを使用することを推奨します。 ロボットがシュートや化学反応や気体漏れを起こさないように、細心の注意を払う必要があります。
こんな感じでしょうかねぇ。
ロボットの構成や組み立てについてです。
ロボカップジュニアでは、ロボットはオリジナルでなければなりません。買ってきて、そのまま使う・・・というのはダメ。でも、買ってきて、そのままジュニアレスキューの競技に使えるようなロボットは無いですよねぇ・・・私が知らないだけで・・・中国とかにはあるのでしょうか!?
2.2.1は、チームメンバー(つまり、ロボカップジュニアに参加する年齢の子供)が設計と製作をしたのであれば、どんなロボットでもOKです。この「子供が設計と製作をした」というのを確認するのが・・・難しいですよね(笑)
2.2.2は、ロボカップジュニアのレスキューの競技に特化したロボットキットやセンサーの使用を禁止しています。まあ、そういうのが有るかどうかは別ですが・・・
2.2.3は、レーザーの使用です。Class1とClass2が使用可能です。もし。レーザーを使用する場合は、仕様を提示しなければなりません。ちょっと前までは、頑なに使用禁止をうたっていましたが・・・最近、解禁されました。レーザーを使っているチームは有るのでしょうかねぇ。それほど精密な距離センサーが必要とは思えないのですが・・・
2.2.4は、無線の使用についてです。
まず・・・ジュニア全般で使用できる電波形式が Bluetooth と Zigbee です。競技に使って良いのがこれ・・・競技以外では無線は使っちゃダメです。だから、会場で WiFi や無線マウス、無線キーボードの使用はダメです。でも、そういうのをきちんと周知徹底しないので、メジャーと合同の開場で競技をやるときに怒られるんだよなぁ。(全ての無線が使用禁止・・・かというと、携帯電話(モバイルフォン)はOKなんだそうです)
で・・・じゃあ、競技で無線を使うか・・・というと・・・ジュニアレスキューでは使用しませんよね。逆に、使用していたら怪しいことになります。(2016年のクロアチアチームみたいなことになる可能性がある・・・)
まじめに使う場合を想定してみると・・・例えば、LEGOのNXTを2台搭載したロボットで、2台のNXT間をBluetoothで通信する・・・というような特殊な場合くらいしか思いつきません。これだって、無線でなく、有線で通信したほうが速くて確実だと思います。
だから・・・少なくとも ジュニアレスキューでは無線の使用を全面禁止にすれば良いのに・・・と思っています。
2.2.5は、ロボットの保護について追加になりました。むき出しになっている電気回路を(人間が触れても問題無いように)隠しましょう。
2.2.6は、電池の話です。メイズの方にも書きましたが・・・これはレスキューのルールではなくて、全体の話ですよねぇ。
ちょっと、2.2.6は、きちんと練られる前に掲載してしまった感があります。