Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
毎日更新!

RoboCupJunior Rescue Simulation – Rules 2020 続きの続き

2020-07-06 | Rescue Rules 2020

前の記事はこちら RoboCupJunior Rescue Simulation – Rules 2020 続き

 

さて、いよいよ、2020年ルールの目玉、SuperTeam Rule です。

これまでと同様に SuperTeam の競技だけ、WORLD_1に実機ロボットが使われます。( Individual  の競技では、WORLD_1もWORLD_2も仮想ロボットの競技)

まあ、この実機ロボットは、わざわざシンガポールから持ってくるし、電池の管理がメンドイので、もう失くしてしまっても良いと思うのですが・・・始まりが「仮想と現実の架け橋」だから、仕方がないのですかねぇ。

あっ、また話がずれました。

 

で、大きく変わったのが・・・

これまでは、SuperTeamも対戦でした。でも、今回のは対戦ではなく、2つ(以上)のチームが協力して、より得点の高いチームが勝ち、というゲームに代わったようです。(ルール 15.1)

これは、なかなか、素晴らしい進化だと考えます!

 

チーム(SuperTeam)は、1台の実機ロボットと2台の仮想ロボットで構成されます。2台の仮想ロボットは ROBOT_2_RED と ROBOT_2_BULEの2台で、それぞれ別々のプログラムで動きます。(ルール16)

文章の説明だけでは、良く分からないのですが、この図を見て分かりました。

例えば TeamA と TeamB が SuperTeam を組むとします。

TeamA が WORLD_1の実機ロボット(ROBOT_1)と WORLD_2 の ROBOT_2_BLUE のプログラミングをします。そして、TeamB が WORLD_2 の ROBOT_2_RED のプログラミングをします。

競技時間は8分間で、競技がスタートすると、WORLD_1 では 実機ロボット(ROBOT_1)が動き出します。そして、同時に WORLD_2では仮想ロボット(ROBOT_2_RED)が動き出します。

競技開始から3分~5分の間に、ROBOT_1 が活動を停止してテレポーテーションすると(ROBOT_1が停止して)WORLD_2 で ROBOT_2_BLUE が動き出す・・・と言う感じです。(だと思います。)

WORLD_2 では、REDとBLUEのロボットが協力して、高得点を目指す・・・

 

分からないのが・・・

Phase_1で、ROBOT_1は他のチーム(他のSuperTeamのことだと思う)の実機ロボット同士で対戦する。と書かれています。(ルール17.2.1) 

しかし、Phase_2には、他のチームと対戦する・・・とは書かれていません。

これ、WORLD_1は、他のチームとの対戦で、WORLD_2は、自チームだけの競技・・・なの!?

もし、WORLD_2も対戦型なら、WORLD_2は4台のロボットが動くことになりますね。

・・・実際、これは、どういうやり方になるのでしょうか?

2台のPCでやるってことかなぁ・・・!?

 

さらに・・・分からないのが・・・

Phase_2で、2つのロボット(REDとBLUE)がお互いに協力して高得点を目指すのは分かりますけど・・・

17.4.2 ROBOT_2_RED and ROBOT_2_BLUE are able to communicate via a self-defined protocol and work collaboratively on the rescue mission.

の communicate via a self-defined protocol これって、何!?

そのまま訳すと、自分達で定義した通信でコミュニケーションをとる・・・通信を定義するって・・・そんなことできるの?

 

で・・・競技のやり方は Section 13 を見なさい。(ルール19)と書かれているので、普通の Individual  の競技と同じような対戦型の競技のように想像できるのですが・・・

ルールを読んだだけでは、良く分からない、謎のルールです。

 

これ、2020年用の CsBot を動かしてみればわかるのでしょうか!?

 

ということで、SuperTeam のルールが大改革された(らしい)のですが・・・実際、見てみないと、何がどのように変わったのかが(ルールを読んだだけでは)良く分かりませんでした。

 

ついでに、Rescue Simulation のルールでの謎(単に私が疑問に思っていること)

 

①競技の終了は、なぜ5分後以降でないとだめなの!?

13.6.2 A team may decide to stop a round early if the lack of progress cannot be resolved and 5 minutes have passed.

ジュニアレスキューで言うところの「リタイヤ」です。なぜ、競技開始から5分までは「競技終了」ができないのでしょうか? 別に8分の競技時間のいつでも「リタイヤ」しても良いように思うのですが・・・

(何度も書くけど、「リタイヤ」というのは、日本だけです。世界大会では通用しません。)

 

②SuperTeam競技では、なぜ、競技の終了を早めることができないの?

19.2.2 Teams are not allowed to stop a round early.

SuperTeam では、「リタイヤ」自体ができません。 どんな状況でも、8分が経過するまで競技が終わりません。 なぜ?

 

③競技の直前でプログラムの変更を認めたら、順番が後のチームが有利になって、公平性がなくなりませんか?

13.3.3 b) The OC determines whether it is possible to change the AI submitted by the team.

競技が始まってから正式なマップがリリースされるので、正式なマップがリリースされた後にプログラム(AI)の変更を認めたら、公平性が無くなってしまいますよね。上のルールでは「OCが決定する」と書かれていますが、そもそも変更を認めちゃダメでしょう。

 

④これは私の英語力が足りないだけかもしれませんが・・・

13.9.4 Teams are not allowed to quit a game 5 minutes before the game started.

この文書を素直に読むと、「競技スタートの5分前は競技を中止することができません。」になると思います。

「競技スタートの5分前」は、当たり前ですが、競技中でなく、競技を開始する前ですね。

で、ルールの意味は、「競技をスタートしてから、5分経過するまでは競技を中止ができない」(スタートして0分~5分は中止できない。5分~8分は中止できる)なのですが・・・私は、この英語の文を、そのように解釈ができないのですが・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする