ノード大会やブロック大会の会場を提供してくれている、都立産業技術高等専門学校(面倒だから、単に都立高専と書きます。)ですが、素晴らしいチームを紹介します。
チーム「PERIOD.」です。
昨年の東京ノード大会で、僅差で3位になりブロック大会への出場ができませんでした。 そのときはLEGOのRCXで構成されたロボットでした。
(私は、ジャパンオープンで決勝に残ったロボットより、強かったと思っています。)
そして1年間、「自作機でロボカップに参加する」という目標を掲げ、精進してきました。
そのロボット、重くて坂道が登れません。
それでも、(あえて)そのロボットで参加しました。
誤発見や競技進行停止を繰り返しながら、部屋2までをクリアしたところで途中棄権しました。
結果は、-8点(マイナス)でした。
(本人は「高専史上最低の点数だ!」と言っていました。)
結果だけ見ると、点数はダメダメでした。
昨年のLEGOロボットも健在なので、それで参加していれば、上位大会への進出も出来たかもしれません。
しかも、今回がロボカップジュニアへの最後の挑戦でした。
しか~し、競技が終わったあとの彼の表情はとてもすがすがしいものでした。
競技を見ていて感動しました。
「ロボカップに参加していて良かったな」と思える瞬間でした。
都立高専の学生さんには、(私も含めて)いろいろ教わっています。
これぞ、ルールにある「ロボカップの精神」だと思います。
都立高専が強いのは、勝つことだけにこだわらない、こんなチームが居るからだと思います。