小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

小布施、青い林檎の物語、プライムリー:

2012年11月13日 | 社会戯評
小布施、青い林檎の物語、プライムリー:
栗菓子で著名な小布施が、イギリス生まれの青い林檎、料理用に適するプライムリーという新たな品種を、開発栽培・販売マーケティングする過程をルポルタージュした信越放送の番組を視たが、なかなか、面白い取り組みである。とりわけ、農家、開発公社、消費者ファン、そして、料理方法の開発と洋菓子屋、和菓子屋、蕎麦屋、洋食・和食レストランなど、加工業者、並びに、広報・ブランド認知PR活動の包括的な取り組みは、信州産の農産物の生産・販売の在り方を、モデルケースとして示唆しているような気がしてならない。中でも、都会の消費者ファンへの直接的な組織化、ファンクラブ作りとか、或いは、肉との相性の良さの良さ、手造りジャムへの応用とか、マーケティング・商品開発での積極的な対応など、街をあげての活動は、ある種の「成長戦略」への提言とも云えなくはない。それにしても、タルトやアップル・パイ、パフェ、肉料理、ジャム、道明寺のような和菓子、コルゴンゾーラ・チーズとの青林檎ピザ、更には、青林檎の香りがする創作蕎麦まで、、、、、、、商品・品揃えの幅が、これでもか、これでもかという程の拡がりには、驚かされてしまう。たしかに、フルーツ・バイキングとか、りんご・ブドウ・なし・柿とか、著名なフルーツ・パーラーだけでなくて、日帰り温泉施設の食事処でも、工夫して、味わう場所があっても良いのではないだろうか?旧態依然たるやり方では、浮気な消費者は、逃げて行ってしまうことは必定であろう。何も、小布施だけのノウハウにとどめておくのは、信州としても、勿体ないのではないだろうか?再放送を期待したところである。



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