小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

健康について再考す:ラクナ梗塞の検査

2011年12月14日 | 自然・植物・昆虫
定年になってから、これからだというのに、大体、世間の相場では、体が、どこか、痛み出すと謂われている。そもそも、臓器という物は、何の問題もない時には、その臓器が、体の何処にあるのかを、自覚しないものである。逆に言えば、具合が悪くなって初めて、ああ、ここに、胃があったのかとか、心臓があったのかということが、改めて、再認識されるようである。謂わば、私が、Quality Assurance Systemで、海外で、教えたところの「信号機理論」と同じである。要するに、赤信号が点る前に、黄色い信号の点滅、或いは、青信号から、黄色に変わるときに、事前に、リスクを察知するシステムを構築することである。自分の体も同じである。

「ラクナ梗塞」の原因は、「高血圧」による細い動脈に発生する動脈硬化が、最大の原因らしい。結局、動脈硬化を発症すると血管の内壁に高い圧力が掛かり、内壁を傷つけて、堅く、もろくし、血管内の血流が狭くなり、ついには、途絶え、脳梗塞を引き起こすことになると。ラクナとは、ラテン語で、(空洞)という意味だそうである。「楽な」梗塞ではない。誤解のなきよう、間違わないこと!
運動麻痺やしびれの感覚障害が主に、起こるらしい。段階的に、少しづつ進行するようである。これを、「無症候性脳梗塞」と呼ぶと、或いは、症状が出ないので、「隠れ脳梗塞」とも、呼ばれると。更には、発作がない状態でも、脳の色々なところに、発生して、少しづつ、症状が進行する場合もあると、「多発性脳梗塞」と、いうらしい。この段階になると、言語障害、嚥下障害、認知症の症状が、現れてくると、、、、、。ラクナ梗塞は、安静時に、特に、睡眠中に発症すると、朝起きた時にも、起こることが多いと、、、、。

今にして思えば、父も、足の具合が、悪くなり、それが原因で、転倒したのではなくて、逆だった可能性が高く、小さな脳梗塞の積み重ねが、徐々に、悪化して、最終的には、脳梗塞、痴呆へと進んでいったようである。これは、医者からの見立てである。自分は、3年前の脳ドック(MRI)で、何ごともなかったのに、その時、脊柱管狭窄症と、診断されたが、今や、再度、頭の方も、再スキャンしてもらわなければ、ならないようである。左手指の痺れとも、違和感ともとれる感覚の衰えは、頸椎や、腰椎ではなくて、実は、ラクナ梗塞からだと謂うことにでもなれば、一大事である。この冬は、徹底的に、体と頭のスキャンか?自分のPCは、毎日、バージョン・アップで、ウィルス・スキャンしているのに、自分の体は、後回しだったことを、反省することしきりである。何とも、皮肉である。