小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

エコ鯛飯を作ってみる

2011年12月28日 | 男の手料理・食
昔、東京の赤坂にある京料理屋は、予約を受けて、土鍋で、炊いた鯛飯を売り物にしていた。その時、店主に、教えてもらった料理法は、土鍋に、鯛を丸ごと1匹入れて、昆布でだしをとり、酒とともに、一緒に、炊くのだそうである。もっとも、1匹を常時、買うわけにはいかないから、我が女房殿のお勧めでは、鯛の刺身が、販売されるときに出る残りのお頭や、骨(むろん、肉も付いている)を、加熱用として、購入すると、大変安上がりで、エコであると、、、、。米をとぎ、浸漬する時に、安上がりに、昆布だしを一寸、一手間、料理酒とともに、たらして、一緒に、炊き込むことにした。十分蒸らし終えると同時に、鯛のお頭他、貴重な肉の部分を、お箸で、ほぐして取り出し、これをご飯の中に、戻し、かき混ぜるだけである。むろん、小骨や、多少の鱗が、混じってしまうのは、仕方ない。何せ、安上がり、且つ、エコであるから、、、、。お頭の目玉は、コラーゲンたっぷりで、美味である。腹身のところは、脂ぎっていて、大変、美味しい。残りの身のついた骨は、別途、初めから、白ネギや大根と一緒に、おすまし汁にし、翌日の昼食には、うどんと生卵を入れて、食するのも最適である。鯛の骨で、美味しいだしが出て、無駄なところが全くない。何とも100円程度の原材料で、これだけの料亭並(?)の料理が出来るとは、驚きである。活力鍋を別途使用して、煮魚風にすると、お頭も、骨も、全て、食べられてしまうのには、これ又、驚きである。カルシウムたっぷりである。昔、子供の頃よく食べた鮭の中骨缶詰のようである。エコ鯛飯は、残れば、おにぎりで、冷凍保存するのが、我が家の習わしである。レンジで、温めて、海苔を巻いて、昼食にもってこいである。これで、2-3日は、持つとは、、、、、、。