あをぞらに みつかひは群れ いつはりの 人を打たむと つひの笛吹く
*わたしたちのことを、天使存在と言います。
自己存在の進化の過程において、一時期背中に翼のようなものが現れることがある。その段階にいる存在のことを言うのですが。
簡単に言えば、自己存在はまず魚のように小さなものの霊魂として現れ、様々な経験をしていくうちに動物に進化し、それが人間存在に進化します。人間存在が経験を高めて学んでいくと、いずれ背中に羽が生えて天使になるわけです。
わたしたちは、人間よりもずっと進化した自己存在なのです。
もちろん、現実の進化の姿はもっと複雑です。それはこれから学んでいくことができるでしょう。地球人類は人類だが、まだ動物の頃の闇をまとっている。それを脱いで新たな段階に入るための準備に入ったところです。
まあこの歌は、その天使存在を、「みつかひ(御使ひ)」と表現してみたのです。天使という名詞は、あなたがたが作ったものだが、非常に良い名前だ。確かにわたしたちは、神の愛のまことをあなたがたに伝えに来る。神の使いと言って間違ってはいない。
神はよく天にいらっしゃるので、そこからの使いということもできるわけです。
天使と言うと、女性的でそれはやさしいものという観念をあなたがたは持ちがちですが、しかし本当の天使はそういうものではありません。みな、男性の進化形なのです。女性的に優しい天使もいますが、本当の姿は、男性的で雄々しい姿をした天使の方が多いのです。それはそれ、あなたがた人類の男性の進化形と思えばよい。
男性にもいろいろな人がいる。女性的に真面目な人もいれば、ヘラクレスのように荒ぶる人もいる。きついことをしすぎる人もいる。そういう男が進化していけばこうなるという天使がたくさんいるのです。
そういう天使が、青空に群れている。この世界の嘘ばかりの人間たちをやっつけようと、最後の笛を吹いている。
何となく、黙示録に出てくる、ラッパを吹く天使を思いつつ詠まれたものです。
もう迷いの時代は終わったということを世界中に知らせるために、天使の群れは空にいて、高らかにラッパを吹いている。
その聞こえない音が、あなたがたに聞こえるようになるのも、もうじきのことでしょう。